ビットコイン(BTC)は週末に7万7000ドルを下回った。暗号資産はこれで4日連続の下落となり、週間でほぼ6%の下落幅となった。
本稿執筆時点で、ビットコインは7万6819ドルで取引され、過去24時間で0.1752%下落した。
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下落局面にもかかわらず、3つの静かなシグナルが別の見方を示している。ウォレットの増加、個人投資家の逆張り転換、そしてBTC/金レシオの回復が、ビットコインに対し楽観的な見通しを示す。
Santimentのデータによると、BTCに関する弱気なコメントが4月21日以来、初めて強気の投稿数を上回った。分析会社はこの変化を逆指標として捉えている。
一方、大口保有者は逆の動きを示している。100BTC以上を保有するウォレットは2万229アドレスとなり、1年前の1万8191から11.2%増加。各アドレスが約770万ドルをコントロールする形だ。
これらのウォレットは主に機関投資家、企業財務部門、長期保有者が主体。変動局面でも着実に買い増しされる事実は、ビットコインの将来性への信頼を示す。
調査会社Delphi Digitalは3つ目のシグナルを指摘。BTC/金レシオは2月安値から46%回復し現在17.6付近まで上昇。
金価格は1月高値から18%下落し、ビットコインも6万ドル台半ばから徐々に下落している。この指標は両資産の相対的な強さを追跡する。
Delphiのマーケットストラテジストは、6月上旬に週足の9期間・21期間指数平滑移動平均線がゴールデンクロスし、強気サインを示すと予想。過去のクロス発生時には、ビットコインは148%、641%、148%の上昇を記録した。
今後、新たに就任したウォーシュFRB議長が6月16-17日に初の米連邦公開市場委員会(FOMC)に臨む。市場は利上げの可能性を約1.2%と織り込んでいる。
この3つのサインが、マクロ経済の逆風を覆すかどうかは、ウォーシュ議長の初会合と、イラン情勢などを背景とした夏場のインフレ動向が焦点となる。
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