XRP価格は下落を示唆するヘッド・アンド・ショルダー型チャートパターンに直面しており、1ドル割れに向けて18%下落リスクが生じている。ただし、取引所からの流出は5月中旬以降で300%以上急増。加えて、オープン・インタレストが減少し、ロングレバレッジも数週間ぶりの低水準を記録した。
買い圧力の高まりによって、XRPは当面レンジ相場が続く可能性がある。ただし、ネックライン割れとなれば下落シナリオが確定する。
XRPの12時間足チャートは、ヘッド・アンド・ショルダー型の下落パターンを示している。左肩は3月初旬に形成され、その後3月中旬にヘッドの高値を記録。右肩は5月中旬に左肩構造を反映する形で完成した。
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ネックラインは1.18ドル付近に位置しており、下落パターンがXRPに迫る形。XRPは5月23日に1.30ドルまで下落後、素早い反発を見せた。右肩およびヘッドの水準をXRPが回復するまで、下落リスクが残存する。
ネックラインからの下落幅を測ると、XRP価格は約18%の下落となる見通し。しかし本当に下落が発生するのか。オンチェーンおよびデリバティブデータは異なるシナリオも示している。
下落を示唆するXRPチャートパターンだが、オンチェーンでは強い反発が見られる。GlassnodeのExchange Net Position Change指標によれば、取引所のXRP流出が5月中旬以降加速している。
5月15日時点で同指標はマイナス714万4942XRP。5月24日にはマイナス2937万2431XRPまで減少。9日間で300%超の流出増加となった。
ネット取引所流出はオフ取引所での蓄積を示唆する。コインが移動することで即時売却可能な供給が減少し、下値圧力が緩和される。急増ではなく着実な流出が続いており、計画的な買いが続いているとみられる。
この買い圧力がXRP価格を1ドル割れから守れるかは、流出傾向の継続にかかる。継続的な流出が供給を吸収し、下落シナリオは綱引きの様相となる可能性がある。デリバティブ市場のデータも強気な見方を下支えする。
デリバティブ市場データはレンジ相場継続を裏付ける。Santimentによれば、5月15日以降XRPオープンインタレストは10億ドルから9億1419万ドルに減少。ロングポジション総ファンディングレートも0.008%から0.003%へと低下した。
ロングファンディングレートは62%減となり、ロング清算の連鎖リスクが低下した。ロングレバレッジ減少で、下落へ向かう原動力も萎む。買い圧力と相まって下落圧力が和らぐ構図。
XRPは5月25日時点で1.35ドルで取引を続けるが、チャートは依然として下落基調が支配。1.34ドル・1.28ドルと水準を割り込むと、一段の下落リスクが高まる。1.21ドル・1.18ドル割れで下落が加速。
12時間足で1.18ドルを下回れば、XRP価格は1.01ドル、さらには0.96ドルまで下落する公算。1ドル割れと共に、ヘッド・アンド・ショルダー型の下落シナリオが確定する。フィボナッチ1.618水準の1.01ドルが重要な下値目安。
1.55ドル超えで下落バイアスが後退し、1.60ドル回復への道筋が開ける。12時間足で1.60ドル超えなら、ヘッド・アンド・ショルダー型パターンは完全に無効化される。
XRP価格はチャートの弱気シグナルとオンチェーンの強気シグナルが交錯する状況にある。データは当面のレンジ相場入りを示唆。1ドル割れの本格下落には、買い圧力の後退とロングレバレッジの再拡大が不可欠。

