トランプ氏のイラン停戦投稿は株式・原油市場を即時に動かしたが、ビットコインは依然として反応していない。ビットコインは1日を通じて6万2800ドル付近で推移し、ほぼ変化なし。
ダウ工業株30種平均は月曜日に0.7%上昇後、反落した。S&P500は0.9%上昇。数週間にわたりホルムズ海峡の長期閉鎖への懸念で高止まりしていた原油は、落ち着きを取り戻した。
トランプ氏はTruth Socialにおいてイランとイスラエルの停戦の可能性について投稿した。イスラエルによるレバノン攻撃と、それに対するイランの報復で情勢は緊迫していた。
双方ともに停戦をそれぞれ独自に確認した。イラン革命防衛隊(IRGC)は「攻撃作戦の停止」を発表し、今後イスラエルに新たな攻撃があれば「より厳しい対応」を取ると警告した。
イスラエルもイランへの攻撃停止を明らかにした。イスラエルの声明は、イランが6月7日日曜日にイスラエルへミサイルを発射した後に発表された。双方の応酬の末、いったん自制へと転じた格好だ。イスラエルはレバノンのヒズボラへの作戦は引き続き継続していると説明した。
原油価格には戦争リスクを反映した「リスク・プレミアム」が5月以降、すべてのインフレ指標に織り込まれていた。イランが攻撃停止を正式表明したことで、このプレミアムが取り除かれた。株式市場も同様に反応した。
ビットコインと戦争との関係はより複雑であった。5月には地政学リスクのヘッジ資産とみなされ、6万5878ドルから8万2000ドル超まで上昇したが、停戦崩壊とともにこれらの利益をすべて失った。
トランプ氏の「私が采配する」との発言は、数日前にビットコインを5%上昇させた。一方、月曜日の投稿には同じような動きは見られなかった。
トランプ氏が4月の停戦を発表した時は株式、原油、ビットコインすべてが連動して動いた。これが月曜日の比較基準とされている。
コインベースのアナリストは以前、停戦相場はビットコインに「トラップリスク(ダマシ)」をもたらすと警戒を示していた。4月の停戦時にトレーダーが買いで沸いたが、直後に崩壊。ビットコインは上昇分を帳消しにした。
市場はこの教訓を学んだ模様。ビットコインは実際に停戦合意が持続しない限り、恒久的な材料とは見なしていない。

