韓国のKOSPI指数は6月8日月曜日に大幅下落したが、翌日8.18%反発した。2026年で最大の1日当たり回復率となった。けん引役はサムスン電子とSKハイニックスで、両社は指数の約40%を占める。
SKハイニックスは7.7%下落後、翌取引で16.01%上昇した。サムスンは10.2%下げ、9%回復した。
反発の背景には、世界の半導体株の広範な上昇がある。インテル、マイクロン、ナスダックはそろって前日夜に上昇し、投資家の半導体セクターへの期待感が高まった。
売りは6月4日に始まった。ナスダックが4.18%下落し、2025年4月以来の大幅安となった。ブロードコムがAI半導体に関する予想を下方修正したことが背景にある。
BeInCryptoが報じた通り、韓国のKOSPIは6月最初のサーキットブレーカーをブロードコムの失望要因で発動した。メモリー大手への依存が大きいため、米国の半導体センチメントの変化が指数で増幅される構造である。
ライフ・アセット・マネジメントのイ・チャイウォン会長は、その過剰反応の原因を韓国市場特有の構造にあるとし、サムスンやSKハイニックスを追う単一銘柄レバレッジ型ETFが影響したと指摘した。
AI関連の設備投資ブームにより、半導体株は世界株式市場で最も集中したテーマ銘柄となった。だからこそ、変動幅が極めて大きくなった。
米国のトレーディング・デスクで出回った説明は率直だった。Cboeのデリバティブ市場調査責任者マンディ・シュウ氏は、売りについて「大半がセクターにおけるポジション整理に伴うもの」だったと指摘。大幅上昇の後の調整であり、「より広範なマクロ売りではなかった」と説明した。
エヌビディアのジェンセン・フアンCEOは下落局面について、「買い場」と表現した。KOSPIは1月以降ほぼ2倍となり、2026年で世界屈指の好調な株式市場となった。半導体スーパーサイクルは「継続中」との見方で一致した。
AI銘柄は試練を乗り越えた。6月10日には再び米国CPI発表という同じ試練が控えている。
