シュワブ・アセット・マネジメントは木曜日、4本の株式指数ETFで運用手数料を引き下げた。米国中型株・小型株ETFの手数料は0.03%に、海外小型株と新興国ファンドは0.06%となった。
この動きにより、コアインデックス投資のコストがほぼゼロに近づく中、バンガードやブラックロックとの価格競争がさらに激化している。
シュワブの発表によると、今回の手数料引き下げは6月11日に発効し、SCHM、SCHA、SCHC、SCHEに適用された。
これにより、同社の時価総額加重型インデックスETF24本中、16本の手数料が3ベーシスポイントとなった。
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今回の引き下げ規模は大きい。シュワブ・アセット・マネジメントは2026年3月31日時点で、約1兆6000億ドルの裁量資産を運用している。
Lipperのデータによれば、米国ETF提供会社として同社は5位にランクされている。減税は株式ETFの資金流入が過去最高を記録するなかで実施された。
投資家は1万ドルあれば、シュワブのETFで全世界分散投資を実現し、1年あたり3ドルから8ドルのコストで運用できる。
新興国市場では、SCHEの手数料は0.06%となり、ブラックロックのIEMGが課す0.09%より3ベーシスポイント低い水準となった。
ただし、ブルームバーグ・インテリジェンスのエリック・バルチュナス上級ETFアナリストによると、今回の引き下げは業界最安値に並ぶだけで、最安を塗り替えたわけではないという。
収益性の観点から、バルチュナス氏が語る「ホットソース」路線の転換の事情が見えてくる。
手数料0.03%のファンドでは、コスト回収には莫大な規模が不可欠。一方、暗号資産に投資するETFには今なお高いプレミアムが存在する。
ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)は0.25%の手数料を設定し、同社ETFの中でも最大の収益源となっている。
さらに、暗号資産ETFへの資金流入が過去最高を記録し、SECによる暗号資産ETF向けの一般的な上場基準も設定されたことで、アルトコイン型ETFの商品化ハードルが下がっている。
これにより、発行体はコアインデックス投資では得られない高収益の成長余地を得ている。
すでにウォール街の暗号資産市場は一握りの大手運用会社が支配している。この状況では、手数料引き下げ競争が暗号資産ETFにも波及するかが注目点となる。
仮に暗号資産ETFがコアインデックスETFと同じ道をたどれば、0.25%の手数料も次に引き下げの対象となる可能性がある。