自社チップ設計を掌握することで、OpenAIはNvidiaなどの外部サプライヤーへの依存を減らすことを目指している。(Unsplash提供)
サンフランシスコ:OpenAIは水曜日、「Jalapeno」と名付けた初のカスタム設計コンピューターチップを発表した。ChatGPTやその他の人工知能製品をより速く、より安価に動作させるために開発されたものだ。
半導体企業Broadcomと共同開発されたこのチップは、AIの推論——ゼロからモデルをトレーニングする長期的かつ高コストなプロセスとは対照的に、AIモデルを実行してユーザーへの回答を生成するプロセス——に特化して設計されている。
「OpenAIは最終的な性能の測定を続けているが、初期テストではJalapenoが現在の最先端技術を大幅に上回るワットあたりの性能を発揮することが示されている」と、同社はブログ投稿で述べた。
同社は、自社のAIモデルがチップの設計を支援し、高性能半導体の開発スケジュールを短縮したと述べた。
このチップはOpenAI自社製品だけでなく、幅広いAIモデルに対応するよう設計されており、2026年よりMicrosoftおよびその他のパートナーが運営するデータセンターに導入される予定だ。
自社チップ設計を掌握することで、OpenAIはNvidiaなどの外部サプライヤーへの依存を減らすことを目指している。
BroadcomのCEOであるホック・タン氏は、このチップを「始まりに過ぎない」と述べ、両社は次世代製品の開発を計画している。
両社は昨年、Nvidiaの技術への依存を断ち切るべく、人工知能向けの独自の専用コンピュータープロセッサーを設計・製造するパートナーシップを発表した。
このチップは、ライバルのAnthropicやGoogleとの競争が激化する中、ジェネレーティブAIにおける最有力企業としての地位強化を目指すOpenAIによる一連の発表の中で最新のものとなった。
強力なチップはAIのエンジンであり、AIモデルを開発する企業の大半はNvidiaおよびその他少数のサプライヤーの技術に依存している。
Google、Amazon、Microsoftをはじめとするテック大手は近年、コスト削減と性能向上を目的に同様のカスタムチップ戦略を推進してきた。
もともとビデオゲーム向けに設計されたNvidiaのチップは、AIシステムのトレーニングにおける高い演算需要に特に適しており、同社を世界で最も価値ある企業へと押し上げた。

