シンガポール、6月30日 — 中東紛争を背景に天然ガス価格が上昇し、公共料金の関税に転嫁されたことで、シンガポールの家庭は7月から電気・ガス料金の値上がりに直面することとなり、生活費への新たな圧力が加わっている。
CNAによると、家庭用電気料金は7月から9月にかけて、物品サービス税(GST)前でキロワット時あたり4.64シンガポールセント(約RM14.59)引き上げられ、規制料金は1kWhあたり31.91セントとなる。
この値上げにより、4部屋の住宅開発局(HDB)フラットに住む標準的な家庭の月々の電気代は約S$17.14増加する。企業向けを含む電気料金全体は、GST前で平均17パーセント上昇する見込みだ。
City Energyによると、家庭用ガス料金もGST前で7.1パーセント値上がりし、1kWhあたり21.92セントから23.48セントとなる。
エネルギー市場庁(EMA)は、シンガポールの規制電気・ガス料金は前四半期の燃料費に基づいて四半期ごとに見直されると説明しており、今回の改定は以前の天然ガス価格急騰の影響を全面的に反映したものとなっている。
「これは、ある四半期における燃料価格の変動が電気料金に反映されるのは翌四半期になることを意味する。
「2026年4月から6月の規制電気料金がわずかに上昇したのもこのためで、2026年2月28日(中東紛争勃発時)から3月15日までの燃料価格上昇分のみが含まれていたからだ」と規制当局は述べた。
シンガポールは電力の約95パーセントを輸入天然ガスから賄っており、家庭は世界的なエネルギー価格の急変動にさらされやすい状況にある。
EMAは先行きの不透明さが続くとしながらも、中東情勢が改善すれば燃料価格の低下が第4四半期の電気・ガス料金の引き下げにつながる可能性があると指摘した。
規制当局はまた、電気代の管理に役立てるため、家庭に対して家電を効率よく使用し、エアコンの設定温度を25°C以上にするなどの節電を呼びかけた。
CNAの報道によると、今回の料金値上げと同時期の7月に、家庭の負担増を補填するため、2026年度予算で発表されたU-SaveおよびService & Conservancy Charges(サービス・管理費)リベートの次回分が支給される予定だ。

