ビットマインイマージョンテクノロジーズ(BitMine Immersion Technologies:以下、ビットマイン)が、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の追加取得を12月8日に発表した。
発表によるとビットマインは、直近1週間で13万8,452ETHを購入したという。これにより、同社の保有資産総額は132億ドル(約2兆579億円)に達したとのこと。
発表によると12月7日時点での同社の保有資産の内訳は、イーサリアム3,864,951ETH、ビットコイン193BTC、米ナスダック(Nasdaq)上場企業エイトコ・ホールディングス(Eightco Holdings)の株式持ち分3,600万ドル(約56億円)相当、そして現金10億ドル(約1,559億円)となっている。
ビットマイン会長のトム・リー(Tom Lee)氏によると今回のETH購入量は、4週間前(11月17日週)の週次ETH購入ペースと比較すると56%増加させたという。
同氏は、12月3日に有効化されたイーサリアム(Ethereum)の大型アップグレード「フサカ(Fusaka)」によるスケーラビリティとセキュリティ強化などのユーザビリティの様々な改善、米連邦準備制度理事会(FRB)による量的引き締め(QT)の終了措置で10日に再びの利下げが見込まれること、そして10月の暗号資産市場暴落から8週間以上が経過し、再び軌道に乗りつつあることを挙げ、購入活動の活発化を、これら複数の要因を踏まえたうえで今後数ヶ月でETH価格が上昇するとの当社の確信を反映したものだとした。
ビットマインは米国の証券取引所NYSEアメリカン(NYSE American)に上場している。上場企業としてのイーサリアム保有量は世界最多で、イーサリアムを含む暗号資産全体の保有額では、ビットコインを最大保有するストラテジー(Strategy)に次いで世界第2位となっている。
なおビットマインの株式(ティッカー:BMNR)は米国市場において取引量の多い銘柄としても注目されている。暗号資産調査会社ファンドストラット(Fundstrat)のデータによれば、直近5日間の平均出来高は18億ドル(約2,804億円)で、米国内株式の取引量ランキングで第37位に位置しているという。
また同社は、2026年1月15日にラスベガスで年次株主総会を開催する予定とのことだ。
参考:プレリリース
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