人工知能向けチップを開発するスタートアップ企業であるFuriosaAIは、株式公開前に最大5億ドルの資金調達を行う意向だ。Bloombergによると、同社はNvidiaが支配するAIアクセラレータ市場での地位を強化する準備を進めている。
同メディアのデータによれば、FuriosaAIは3億~5億ドルのシリーズD資金調達を計画している。Morgan StanleyとMirae Asset Securitiesがアドバイザーとして起用された。取引条件はまだ公表されておらず、関係者はコメントを控えている。
同社は調達した資金を第2世代RNGDチップの量産開始、国際事業の拡大、第3世代チップの開発に使用する予定だ。情報筋によると、FuriosaAIは早ければ2027年の新規株式公開(IPO)も検討している。
同社は今月末までに、Taiwan Semiconductor ManufacturingからRNGDチップの最初の商用バッチを受け取る見込みだ。FuriosaAIによると、RNGDアーキテクチャは従来のグラフィックプロセッサと比較して、ワットあたりのパフォーマンスが2倍以上優れているという。
同社は2017年、Samsung ElectronicsとAdvanced Micro Devicesで勤務経験のあるJun Paikによって設立された。FuriosaAIは、データセンターにおけるAIワークロードの推論と処理のための省エネ型アクセラレータを専門としている。
このスタートアップ企業の計画は、AIハードウェア分野における広範な投資ブームの一部だ。過去1年間で、Cerebras Systems、Groq、その他の企業が大規模な資金調達を行っており、特化型アクセラレータ市場におけるNvidiaとの競争激化を反映している。
以前、AIプロセッサを開発するスタートアップ企業のEtchedが、新たな資金調達ラウンドで約5億ドルを調達したことも報じられている。
なお、OpenAIがチップメーカーのCerebrasと100億ドルの契約を締結したことについても記事にしている。


