キャンプや車中泊などのアウトドアで飲食物を冷やす際に活躍する「ポータブル冷蔵庫」。車載冷蔵庫・車用冷蔵庫・携帯冷蔵庫とも呼ばれる、小型で持ち運べる冷蔵庫です。冷凍機能が搭載されたポータブル冷凍庫や、電源がいらないバッテリー内蔵型などさまざまな商品が販売されています。また、マキタやアイリスオーヤマなどの多くのメーカーから販売されており、どれを選べばよいのか迷いますよね。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気の人気のポータブル冷蔵庫15商品を集め、6個のポイントで比較して徹底検証。選び方とともに、おすすめのポータブル冷蔵庫をランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストなポータブル冷蔵庫は「飲食物を収納しやすいうえ、長時間使えて温度の管理がしやすいもの。さらに、夏場でもキンキンに冷えた飲み物が飲める静かなポータブル冷蔵庫」。ぜひ購入の際の参考にしてください。
マイベストではベストなポータブル冷蔵庫を「飲食物を収納しやすいうえ、長時間使えて温度の管理がしやすいもの。さらに、夏場でもキンキンに冷えた飲み物が飲める静かなポータブル冷蔵庫」と定義。ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のポータブル冷蔵庫15商品を集め、以下の6個のポイントで徹底検証しました。検証①:収納力検証②:冷却性能検証③:表示温度の正確さ検証④:消費する電力の少なさ検証⑤:静音性検証⑥:キャンプでの使いやすさ
おすすめスコア:4.45(2026/03/05時点)
最安価格:31,980円(2026/03/05時点)
抜群の収納力!二層の庫内で冷蔵と冷凍を同時に管理可能
BougeRVは、アメリカを拠点に車載電源や冷却機器を展開するアウトドアブランドです。「CRD2シリーズ」は同ブランドのポータブル冷蔵庫のなかでも大容量タイプにあたるモデルで、アウトドアから災害時の備えまで幅広い用途に対応しています。容量利用率は37%と大きく、2Lペットボトルや1L牛乳パックを縦に収納可能。仕切りやバスケットが付属しており、種類の異なる食材や飲料を分けて入れやすい構造です。スマホアプリによる操作、複数の給電方法に対応している点も魅力。庫内が二層に分かれており、それぞれの層で冷凍・冷蔵の使い分けができ、幅広い用途で活躍するでしょう。一方、冷却性能の検証では、稼動開始から6時間後の庫内温度は4.6℃、対象物の温度は16.2℃という結果でした。冷却スピードは遅めで、短時間で冷やしたい人には不向き。氷などの冷凍したものと冷蔵食材を同時に温度管理できる点が魅力。容量の大きな冷蔵庫を探している人にはとくにおすすめの商品といえます。
おすすめスコア:4.37(2026/03/05時点)
最安価格:18,800円(2026/03/05時点)
収納力と冷却力は控えめだが、表示温度の正確さは高い
アイリスオーヤマが展開する「車載冷蔵庫 PCR-20U-G」は、静音性に優れたモデルです。USBポートを搭載しており、電源確保が難しいシーンでもスマホへの給電が可能なポータブル冷蔵庫として設計されています。表示温度の正確さの検証では、6時間の平均で、庫内温度と表示温度の間に0.92℃と差は少なく、温度管理しやすいといえるでしょう。稼動音は34.2dBと静かで、睡眠時にも音が気になりづらい点も魅力です。一方で、収納力はやや低め。容量利用率は27%で2Lペットボトルは縦に入らず、仕切りやバスケットも付属していません。冷却性能の検証では、稼動6時間後の庫内温度が4.8℃、対象物は11.3℃と短時間でしっかり冷やしたいシーンにはやや不向きです。DC12V・DC24V・AC100Vでの充電が可能で、USBポート対応といった機能も備わっており、アウトドア用途でも扱いやすい仕様。冷却スピードや収納力よりも、正確な温度管理や静かな使用感を重視する人に向いています。
おすすめスコア:4.34(2026/03/03時点)
最安価格:48,282円(2026/03/03時点)
飲み物をキンキンに冷やせるうえ、長時間使いやすい
電動工具を中心に販売している大手メーカー、マキタの「充電式保冷温庫」。定格内容積が20Lのコンプレッサー式のポータブル冷蔵庫で、保冷したいときは-18℃・-10℃・0℃・5℃・10℃の5段階、保温したいときは55℃・60℃の2段階に設定できる商品です。収納力については、2Lのペットボトルは縦に入れられませんが、1Lパックと500mLのペットボトル飲料であれば縦に入れられる点はメリット。最後まで飲み切らなくても収納して持ち帰られるうえ、食材も収納しやすいでしょう。しかし容量利用率が26%と高いとはいえず、少し無駄なスペースが多い印象です。冷却性能の検証では、稼動させてから6時間後の庫内の温度が6.3℃と、庫内が冷えるスピードは比較的速いといえます。さらに、6時間後には常温のビールが5.1℃まで低下したので、出発前に自宅で稼動し始めた場合、昼ご飯の時間には冷えている飲み物が飲めるでしょう。静音性の検証では稼動音は44dBと、静かな環境では人によって音が気になる可能性も。睡眠が浅い人は、できるだけ寝床から遠ざけておくとよいでしょう。スマホアプリとの連携や庫内で冷凍・冷蔵は使い分けられませんが、別売りのバッテリーを購入すれば差し込みプラグがないところでも給電できます。また、LEDライト・USBポートが搭載されているので、夜でも飲食物を取り出しやすいうえ、スマホ・パソコンなどの電子機器の充電ができるのもうれしいポイントです。低い音の稼動音が気になるものの、効率よく電力を使用できて飲み頃の温度までしっかり冷やせるポータブル冷蔵庫。場所を問わず、できるだけ長い時間使い続けたい人におすすめの商品です。
おすすめスコア:4.34(2026/03/05時点)
最安価格:48,900円(2026/03/05時点)
長く使えないが、稼動音が静かで睡眠中の邪魔になりにくい
「MOBILE LIVING MADE EASY.」をモットーに、幅広いアウトドア用品を販売しているドメティックの「COMBICOOL ACX 35G」。定格内容積が31Lのアブソープションシステムを採用したポータブル冷蔵庫で、周囲の温度より最大で25℃低い温度まで庫内を冷やせると謳っています。収納力については、仕切りやバスケットはないものの、2Lのペットボトルや1Lパックの飲料を縦に入れられます。飲食物を工夫して入れやすいうえ、飲み切らなくても持ち帰れる点はメリット。容量利用率も33%と高く、無駄なスペースが少ない設計といえます。冷却性能の検証では、稼動させてから6時間後の庫内の温度が3.4℃と、庫内の冷えるスピードは速い印象。しかし、庫内が冷えたあとに常温のビールを入れると庫内の温度が上昇するため、6時間後でも21.2℃までしか冷やせませんでした。飲食物を入れてからしっかり冷えるまで、ほかの商品と比べて時間がかかる印象です。この商品はモニター表示がなく、説明書に記載されている冷却方法で検証。冷却モードを7に設定してから庫内の温度が安定した7時間後の温度は3.6℃と、ビールを冷やすのに十分な温度で安定していました。モニターがなく温度管理はやや難しい印象ですが、設定温度と庫内の温度の差は少ないといえます。静音性の検証では稼動音は37.6dBと、就寝中の妨げにならないほど静かに稼動していました。睡眠が浅い人でも睡眠中に気になることは少ないので、寝床の近くに置いて使用できるでしょう。給電方法は3wayで、AC・DC電源のほかにカセットガスで稼動させられます。電源の差し込みプラグがなくても、使用できる点はうれしいポイント。またDCコードが2.40mあるため、一般乗用車であればトランクまでコードを伸ばして給電できます。しかし、LEDライト・栓抜き・USBポートが搭載されておらず、キャンプで役立つ機能は少ない印象でした。
おすすめスコア:4.31(2026/03/05時点)
最安価格:42,583円(2026/03/05時点)
冷却力が高いうえに加熱性能を搭載したポータブル冷蔵庫
BougeRV Japanの「CR Pro CH ポータブル保温冷蔵庫」は、保冷だけではなく保温機能も搭載した商品です。冷却力は高いといえます。庫内が冷えるスピードが速く、稼動させてから6時間後の庫内の温度が3.3℃まで低下しました。常温のビールを入れると、6時間後には7.7℃まで冷やせます。充電はACとDCの両方の電源に対応しており、室内でも車内でも利用可能。温度設定は-22~10℃の範囲で冷却、25〜55℃の範囲で加熱できます。夏は冷たいもの、冬は温かい飲み物を飲めるでしょう。充電の持ちは満足とはいえない結果に。設定温度を4℃にして稼動すると、9.1時間しか稼動できません。容量利用率が39%と高く、収納力は十分。無駄なスペースが少ないため、外見の大きさに比べてたくさんのものを入れられます。本体の上にカップホルダーがついているため、冷蔵庫の上に飲みものを置いてもこぼれにくいでしょう。しかし2Lのペットボトルを縦に入れられないので注意が必要です。冷却機能だけでなく、加熱機能を搭載している本商品。夏場だけでなく真冬のキャンプでも使用したい人におすすめです。
おすすめスコア:4.26(2026/03/05時点)
最安価格:26,800円(2026/03/05時点)
稼動音はやや大きいが、冷却スピードは速い商品
住設機器・建材などの輸出入や卸を行っている専門商社、山善の「AC/DC 2WAY冷凍冷蔵庫」。定格内容積が25Lのコンプレッサー式のポータブル冷蔵庫で、カラーはブラックとディープグリーンの2色から選べます。収納力については容量利用率が36%と高く、コンプレッサーが小さく無駄なスペースが少ない設計といえます。2Lのペットボトルは縦に入れられないものの、1Lパックの飲料であれば縦に入れて持ち運べるので、最後まで飲み切らなくても収納して持ち帰れるでしょう。冷却性能の検証では、稼動させてから6時間後の庫内の温度が8.1℃と、庫内の冷えるスピードは比較的速いといえます。庫内が冷えたあとに常温のビールを入れると、6時間後には8.1℃まで低下しました。6時間後にキンキンに冷えている状態ではありませんが、ジュースやお茶などの飲料であればおいしく飲めるでしょう。静音性の検証では稼動音は45.4dBと、コンプレッサーの低い音が響くので、人によっては就寝中に音が気になる可能性があるといえます。睡眠が浅い人は、できるだけ寝床から遠ざけて使うようにしましょう。キャンプでの使いやすさの検証では、栓抜きがついているため、瓶の飲料を飲むときに重宝します。また、Type-AのUSBポートがついているので、機種によってはスマホやパソコンなどの充電が可能です。しかし冷凍・冷蔵の使い分けができず、LEDライトが搭載されていないため、評価は伸び悩みました。
おすすめスコア:4.08(2026/03/05時点)
最安価格:27,800円(2026/03/05時点)
タイヤ付きで持ち運びやすいが、飲食物を冷やすのに時間がかかる
農業機械やガーデニング用品など、幅広いジャンルの商品を開発・販売しているミナト電機工業の「ポータブル冷蔵庫&冷凍庫 30L」。定格内容積が30Lのコンプレッサー式のポータブル冷蔵庫で、タイヤがついていて楽に持ち運べる商品です。収納力については、容量利用率が27%と平均的でコンプレッサーが少し大きい印象。2Lのペットボトルは縦に入れられないものの、1Lパックと500mLのペットボトルを縦に入れて持ち運べます。飲み物を飲み切らなくても、持ち帰れる点はうれしいポイントです。冷却性能の検証では、稼動させてから6時間後の庫内の温度が10.8℃と、庫内の冷えるスピードはそれほど速くありませんでした。また、庫内が冷えたあとに常温のビールを入れると、6時間後には9.4℃まで低下。飲み頃の温度まで冷やすのに時間がかかるので、より低い温度で設定したり庫内の飲食物を減らしたりする必要があるでしょう。静音性の検証では稼動音は44.1dBと、人によっては就寝中に音が気になる可能性も。睡眠が浅い人は、できるだけ寝床から遠ざけておくとよいでしょう。DCコードの長さが3.5mあるため、大きめのワンボックスカーのシガーソケットからトランクまで、コードを伸ばして給電できます。また別売りのバッテリーを購入すると、電源の差し込みプラグがないところでも給電できるため、場所を問わず使用できる点もメリット。LEDライトは搭載されていないので、夜に飲食物を取り出すとき見つけにくい印象です。
おすすめスコア:4.04(2026/03/05時点)
最安価格:21,780円(2026/03/05時点)
冷却力や静音性は低め。小さく持ち運びもしやすい
ドン・キホーテが販売している「12L持ち運べる冷凍冷蔵庫」は、コンパクトな設計で持ち運びやすさを重視した人に向いているポータブル冷蔵庫。コンプレッサー式で冷凍機能が搭載しているモデルです。収納力については、2Lのペットボトルは縦に入れられないものの、1Lパック飲料であれば縦に入れて持ち運べます。容量利用率は26%とやや低く、同じ外寸の商品に比べて食材や飲料は入りづらい印象です。大人数の飲食物を入れるのには容量不足が否めませんが、手軽さを重視する人におすすめでしょう。冷却性能の検証では、6時間後の対象物の温度は12.6℃、庫内の温度は9.6℃と、全体的に性能は低め。常温の飲み物を短時間で冷やす用途には向いていません。表示温度と実際の庫内温度の差も大きく、温度管理がしにくいでしょう。運転音は43.9dBとキャンプや車中泊での使用では就寝時に稼働音が気になる可能性があります。冷却や静音性は高くはなくても、安価でとにかく冷蔵庫が必要という最低限のニーズに応える製品でしょう。
おすすめスコア:4.01(2026/03/05時点)
最安価格:22,800円(2026/03/05時点)
2Lのペットボトルを収納できるが、冷却性能は物足りない
EENOURは中国・深圳を拠点とするポータブル電源やポータブル冷蔵庫のメーカーで、車中泊やアウトドアでの利用を想定した製品展開を行っています。「車載冷蔵庫D18」は定格18Lのコンプレッサー式ポータブル冷蔵庫で、5WAY給電に対応するなど、幅広いシーンで活用できるモデルです。収納力は十分で、2Lペットボトルが縦に収まる大きさでした。一方で容量利用率は23%と低めで、無駄なスペースが多い印象。同じ外寸のポータブル冷蔵庫よりも食材や飲料は入れられないでしょう。冷却性能は全体的に物足りず、6時間後の温度は9.7℃、庫内は15.2℃と冷えるスピードは遅めでした。表示温度の正確さも課題があり、庫内温度と表示温度の差の平均は11.23℃の差がありました。消費電力の検証では、稼働時間が10.1時間以上でした。静音性も42.3dBと静か目で、就寝時には音が気にならないでしょう。一方でLEDライト付きでアウトドアの持ち物を減らすことができ、アウトドア用途に適している商品です。
おすすめスコア:4.01(2026/03/05時点)
最安価格:99,990円(2026/03/05時点)
キャスター付きで持ち運びやすい商品。冷却力や収納効率には注意
中国・深圳発のブランドAnkerが展開する「Solix EverFrost 2 23L Electric Cooler」。冷蔵・冷凍機能に加えてUSBポートやLEDライトなどを備えた多機能タイプのポータブル冷蔵庫です。シリーズのなかではコンパクトで持ち運びやすく、キャスターも付いています。スマホアプリによる操作や冷凍・冷蔵の切り替えに対応しており、USBポートやLEDライト、栓抜きなどの付属機能も充実。稼動音も38.3dBと比較的静かで、屋外や車内での使用なら気になりにくいでしょう。一方、冷却性能の検証では、稼動から6時間後の庫内温度は平均9.3℃、常温のビールは13.7℃までしか下がらず、冷却スピードは物足りない印象です。設定温度と実際の庫内温度には平均8.03℃の差があり、表示温度を基準に温度管理する用途には不向きといえます。容量利用率は24%と低く、同じ外寸の商品に比べて食材や飲料は入りづらい印象です。スマホ連携やUSBポートなど、多機能な面に魅力を感じる人には選択肢となりますが、冷却性能を重視する人には不向きな商品でしょう。
監修者:稲垣朝則(クルマ旅専門家)
ガイド:高村悠(マイベスト アウトドア・カーバイク用品担当)
※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。


