2月1日、X(旧Twitter)上で曾颖(Zeng Ying、ユーザー名@tenten19901107)と名乗る認証済みアカウントが、暗号資産トロン(TRX)の創設者ジャスティン・サン氏を市場操作で告発する投稿を行った。 […]2月1日、X(旧Twitter)上で曾颖(Zeng Ying、ユーザー名@tenten19901107)と名乗る認証済みアカウントが、暗号資産トロン(TRX)の創設者ジャスティン・サン氏を市場操作で告発する投稿を行った。 […]

元恋人名乗る人物がジャスティン・サンを告発──TRX市場操作の証拠保有と主張

2月1日、X(旧Twitter)上で曾颖(Zeng Ying、ユーザー名@tenten19901107)と名乗る認証済みアカウントが、暗号資産トロン(TRX)の創設者ジャスティン・サン氏を市場操作で告発する投稿を行った。曾颖氏は自身のプロフィールで早稲田大学金融学部卒業、Forbes 30 Under 30 China 2019受賞、中国版ツイッターであるWeiboで250万フォロワーを持つ金融インフルエンサーと紹介している。投稿は約24時間で98.7万回表示され、暗号資産業界で波紋を広げている。ただし、曾颖氏とサン氏との関係を裏付ける過去の情報や、告発内容を裏付ける証拠は現時点で公開されておらず、主張の信憑性は未確認の状態だ。

告発の詳細内容

曾颖氏は投稿で「私はジャスティン・サンがTRXで起業した初期段階の恋人だった」と自己紹介し、「彼が複数の従業員の身分証明書と携帯電話を使って多数のバイナンスアカウントを登録した証拠を持っている」と主張した。さらに、これらのアカウントでバイナンスにおいて馴れ合い売買を行い、TRXTRXTRXの価格を人為的に引き上げた後、大規模な売却で個人投資家に損失を押し付け、巨額の違法利益を得たとしている。

曾颖氏は「米国証券取引委員会(SEC)の調査に全面協力する意思があり、WeChatのチャット記録と従業員から提供された証拠を提出する」と表明し、米国司法当局に連絡を求めるとともに、この情報を広く拡散するよう呼びかけた。ただし、投稿時点で具体的な証拠は公開されておらず、曾颖氏がサン氏の元恋人であるという裏付けも確認できていない。

ジャスティン・サンのSEC訴訟とその経緯

サン氏は、2023年3月22日に米国SECから訴訟を提起されている。SECは、サン氏とその関連企業(トロン財団、ビットトレント財団、レインベリー)が、TRXとBTTBTTBTTを未登録証券として販売し、市場操作(ウォッシュトレーディング)や取引量の水増しを行ったと告発した。SECによると、サン氏は著名人を利用した違法なプロモーションキャンペーンも実施していたという。

しかし、2025年2月28日、トランプ大統領の再就任直後、SECは突如としてサン氏に対する民事訴訟を取り下げた。この動きに対し、米国下院金融委員会の民主党議員らは「Pay-to-Play(金銭による便宜供与)」疑惑を指摘し、SECに調査の継続を求める書簡を送付している。

トランプ関連暗号資産への巨額投資

複数の報道によると、サン氏は2024年後半、トランプ大統領が関連する暗号資産企業「ワールド・リバティ・ファイナンシャル(WLFI)」に約7,500万ドルを投資し、トランプ大統領に直接約5,000万ドルの利益をもたらしたとされる。この投資とSEC訴訟取り下げの時期が重なることから、米国議会の民主党議員らは「政治的影響力を行使した可能性がある」と批判している。

曾颖氏の投稿では、The UnPopulistの記事を引用する形で「ジャスティン・サンはSECから詐欺とウォッシュトレーディングで告発され、トランプファミリーの暗号資産に7,500万ドルを投じ、トランプに直接5,000万ドルの利益をもたらした」と指摘している。

告発の背景と個人的動機

曾颖氏は2月1日に2度目の投稿を行い、告発に至った個人的な動機を明かした。投稿によると、曾颖氏は「自分の将来を彼のキャリアに捧げた」が、サン氏が結婚を約束しながら、最近の公開イベントでバイナンスの創設者チャンポン・ジャオ(CZ)氏に「著名なアスリートと交際している」と話したと主張している。さらに、中国暗号資産業界のプライベートディナーでは、中国系アメリカ人のオリンピックスキー選手Eileen Gu(谷愛凌)氏との交際を発表したとしている。ただし、これらの主張を裏付ける第三者による確認はなく、Eileen Gu氏本人からのコメントも得られていない。

曾颖氏は「彼の別れ方は残酷で非人道的だった」と述べ、「個人投資家を搾取し、不正ネットワークのマネーロンダリングで財を築いた男が大物に変貌する様を見てきた」と批判した。さらに、サン氏が2019年に約457万ドルを支払い、著名投資家ウォーレン・バフェット氏との慈善夕食を実現させたこと、2026年1月にはX上でテスラ創設者イーロン・マスク氏と1時間過ごすために3,000万ドルを支払う意思を表明したことを例に挙げ、「金の力で称賛と保護を買っている」と非難した。ウォーレン・バフェット氏との夕食は2020年2月に実際に行われており、イーロン・マスク氏への発言は2026年1月18日にサン氏自身がX上で投稿した内容だ。

曾颖氏は「もはや恐れの中で生きたくない。私には一度きりの人生しかなく、沈黙しないことを選ぶ」と決意を表明し、米国SECへの報告を決断したと述べている。投稿は22.1万回表示され、暗号資産コミュニティで議論を呼んでいる。

告発の信憑性と今後の展開

曾颖氏は自身のプロフィールで早稲田大学金融学部卒業、Forbes 30 Under 30 China 2019受賞と紹介しており、中国版ツイッターであるWeiboで250万フォロワーを持つ金融インフルエンサーとされる。X(旧Twitter)アカウントは2015年11月から運用されている認証済みアカウントで、プロフィールには「币圈OG(暗号資産業界のベテラン)」「TEDxスピーカー」との記載もある。ただし、フォーブス受賞の第三者確認や、サン氏との過去の関係を示す投稿・写真などは現時点で確認できていない。

曾颖氏の告発内容を裏付ける証拠も公開されておらず、サン氏側からのコメントも発表されていない。SECの2023年訴状には、サン氏がTRXとBTTの市場操作を行ったとの告発は含まれているが、「複数従業員の身分証明書で多数のバイナンスアカウントを不正開設した」という具体的手法については言及されていない。また、曾颖氏の告発には個人的な恨みや怒りが動機として含まれており、告発の客観性については慎重な評価が必要だ。

暗号資産業界では、サン氏を巡る一連の疑惑に対する関心が高まっており、今後、曾颖氏が主張する証拠が公開されるか、米国司法当局が調査に乗り出すかが注目される。

注記 ※この記事は第三者による告発を客観的に報じるものです。告発者は金融インフルエンサーと自称していますが、Justin Sunとの関係や告発内容の真偽は現時点で未確認です。告発者の個人的動機が含まれており、一部主張(Eileen Gu氏との交際等)は第三者による確認がありません。証拠の公開や公式発表があり次第、続報をお伝えします。

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