イーサリアム(Ethereum)レイヤー2ブロックチェーン「メガイーサ(MegaETH)」が、パブリックメインネットを公開した。メガイーサ公式Xより2月10日に発表された。
あわせて、メガイーサの開発を行うメガラボ(MegaLabs)は、エコシステムのフロントエンドとなる「ラビットホール(Rabbithole)」の提供を開始した。ラビットホールは、メガイーサ上で稼働中および今後公開予定のアプリケーションを探索するための公式ゲートウェイとして位置付けられている。
ラビットホールのユーザーは、アプリの発見に加え、資産のブリッジやスワップ、エコシステムに関する通知の受信などを、単一の画面から行えるとのこと。
同フロントエンドの特徴の一つとして、自然言語による「チャット形式の探索機能」が挙げられている。ユーザーが目的を文章で入力すると、単なるアプリ一覧ではなく、用途に応じて整理された回答が提示されるという。固定的なナビゲーションではなく、目的ベースでエコシステムを案内する設計だと説明されている。
機能面では、任意のチェーンからの資産ブリッジ、トークンのスワップ、デビットカードや中央集権型取引所、銀行口座を通じた入金対応が列挙されている。また、個別アプリやエコシステム全体に関する通知を受け取れる点も特徴とのことだ。
アプリの掲載については、「LIVE NOW(稼働中)」「COMING SOON(近日公開)」「MARCHING FORWARD(段階的に前進中)」といった区分を設け、提供状況に応じて整理するとのこと。加えて、トレーディング、利回り・クレジット、コンシューマー向けDeFi、ゲーム、カルチャー・ソーシャルなど、体験ベースのカテゴリによる分類も行われるとのことだ。
メガイーサは、低遅延かつ高スループットを重視した「リアルタイム型」のイーサリアムL2を掲げて開発が進められてきた。直前には、公開前メインネットを一部ユーザーに開放し、7日間で総取引件数110億件の処理を目標とする一般参加型のストレステストを実施している。
なお、イーサリアムにおけるL2の位置付けを巡っては、新たな整理を促す提案も出ている。イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏は2月4日、L2をメインネットのスケーリング手段として一律に捉える従来の考え方では、現状を十分に説明できなくなりつつあるとの見解を自身のXアカウントで示した。ブテリン氏は、L2チェーンを単一の役割として扱うのではなく、イーサリアムとの関係性や用途に応じて独立性の異なるチェーンの集合体として捉えるべきだと提案している。
参考:ラビットホール
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