グローバルに展開する暗号資産(仮想通貨)取引所OKXは2月12日、米国の成人1000人を対象に行った調査結果を公表した。個人の資産管理など金融リテラシーの高さが、交際相手を選ぶ際の加点要素になっていることが分かった。
1月に行われた同調査では、回答者の66%が個人の資産管理に詳しい人を「魅力的だ」と回答。金銭に関する知識がマイナス要素になると答えたのは4%未満で、金融リテラシーは数ある特性の中でも否定的に受け止められにくい要素であることが浮き彫りになった。
同調査は、物価上昇や経済の不確実性が続くなか、金融知識や管理能力は「安定性」や「長期的な相性」を示す指標として意識されている可能性があると指摘している。
暗号資産やウォレットへの理解も評価対象に
この傾向は若年層でより顕著だ。
1990年代後半以降生まれのZ世代では76%、80年代から90年代半ばまでに生まれたミレニアル世代では75%が、金融知識のあるパートナーは魅力的だと答えた。金融リテラシーは単なるスキルではなく、将来を共にする相手としての適性を測る尺度になっている。
また、暗号資産やデジタルウォレットといった新しい金融ツールへの理解も若年層の間ではプラスの要素として働くとしている。回答者の52%が「デジタル資産への理解がある相手はより魅力的だ」とした。男性では55%、女性では49%と男性の方がやや高いものの、女性も半数がデジタル資産への理解を肯定的に捉えている。
一方で、実際の保有や利用となると評価は分かれるようだ。デジタル資産を保有していることが魅力を高めると答えたのは全体の17%(ミレニアル世代30%、Z世代28%)にとどまり、64%は「印象に影響しない」とした。
暗号資産の贈り物やデート支払いは依然ニッチ
バレンタインデーに暗号資産をもらうことをポジティブに捉えたのは、全体の約2割(男性25%、女性17%)にとどまった。回答者の35%は、チョコレートやキャンディーといった従来型の贈り物を好み、44%は中立的な立場を示している。
〈バレンタインの贈り物に暗号資産を使う人は少数だが、若年層ほど受容〉
ただし、ミレニアル世代では34%、Z世代では31%が好意的に受け止めており、若年層ほど受容度が高い傾向が見られたとしている。
デート代を暗号資産で支払った経験がある人は5%に過ぎなかったが、Z世代に限れば13%に達した。対照的に、戦後生まれのベビーブーマー世代の65%は、支払いに心理的抵抗があると回答しており、世代間ギャップが鮮明となった。
さらに、暗号資産への関心やウォレットの互換性に基づいて相手を提案する「Web3マッチングアプリ」についても調査が行われ、男性の50%、女性の35%が「試してみたい」と回答した。
今回の調査は、暗号資産の保有そのものが恋愛における決定打になっているわけではないことを示す一方、金融リテラシーが明確な魅力として認識されている実態を明らかにした。OKXは、若年世代にとって従来型の資産管理能力とデジタル資産への理解の双方が、「安定性」や「将来性」の象徴として受け止められていると分析している。
|文:橋本祐樹
|トップ画像:Shutterstock
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