ニッキー・ミナージュが、今週後半にトランプ家と関係のある「ワールド・リバティ・フォーラム」の舞台に立つ予定である。同氏の最新の動きは、トランプ家の拡大する暗号資産事業と公に歩調を合わせるものとなる。
トランプ家が後押しするDeFiプロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル(WLFI)」は、世界的音楽アイコンの同氏が2月18日にマー・ア・ラゴで開催される旗艦サミットに出席することを確認した。
同氏の出席は、ワシントンD.C.で開催された政府関連イベントでドナルド・トランプ氏と共演し、大統領を公然と称賛し「有数の支持者」と自認した数週間後の動きである。
ミナージュ氏へのフォーラム招待は、トランプ氏の政治的影響力と家族の拡大する暗号資産エコシステムの深い結び付きの表れである。
フォーラムはWLFIが主催し、2月18日にトランプ氏のフロリダ州パームビーチのマー・ア・ラゴ・リゾートで開催される。
この招待制イベントには、経営者、投資家、政策立案者、技術者らおよそ300〜400人が集結予定。
登壇者には、グローバル金融や暗号資産業界を代表する有力者が名を連ねる。出席が確定しているのはゴールドマン・サックスのデービッド・ソロモンCEO、ナスダックのアデナ・フリードマンCEO、コインベースのブライアン・アームストロングCEO、フランクリン・テンプルトンのジェニー・ジョンソンCEO、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長である。
ワールド・リバティ・ファイナンシャルを共同設立したドナルド・トランプ・ジュニア氏とエリック・トランプ氏も登壇する予定。
ミナージュ氏は、トランプ氏の1月の政府貯蓄イニシアティブ関連イベントにも登壇し、同氏への支持を表明し、メディアや政治的な批判を一蹴したばかりである。
ミナージュ氏の発言は、トランプ氏が受けた世界的なポップスターによる最も明確な支持表明のひとつとなった。トランプ氏は、著名な文化人の力を借りて自身の発信力を強化する傾向を強めている。とくに自身の政権が暗号資産市場やステーブルコインインフラの支援政策を進める局面で顕著である。
近年、ハリウッド著名人の多くがトランプ政権とその政策に公然と反対姿勢を示している。トランプ米大統領は、有名人の支持層を暗号資産分野も含め幅広く自らの側近に引き入れようとしているのは明白である。
ミナージュ氏は、独自の暗号資産やNFTコレクションを立ち上げてはいないが、過去に暗号資産業界と関わった経歴を持つ。
2021年にはNFTブームの最盛期に「ハッピー・ヒッポーズ」NFTプロジェクトをSNSで宣伝し、ブロックチェーンを活用したデジタル所有権の実験に乗り出すアーティストの一員となった。
ただし、スヌープ・ドッグ、パリス・ヒルトン、ローガン・ポールなどとは異なり、ミナージュ氏は自身のトークンやNFTプラットフォーム、暗号資産スタートアップを立ち上げていない。
これまでの関与は主にプロモーションや文化的な域にとどまり、運営や技術面での取り組みは見られていない。
今回ワールド・リバティ・フォーラムに登壇することで、同氏はこれまでで最も直接的に制度的な暗号資産基盤や政策議論と関わることとなる。


