東証グロース上場のTORICO(7138)は20日、暗号資産(仮想通貨)トレジャリー事業の一環としてイーサリアムを追加取得したと発表した。取得枚数は153.2401 ETH、取得価額は4,650万633円で、平均取得単価は30万3,450円だった。
今回の追加購入により、同社のイーサリアム総保有数量は1,940.6585 ETHに達した。総取得価額は8億9,812万919円で、平均取得単価は46万2,792円となっている。なお、この数値にはステーキング収入分も含まれている。
20日現在、イーサリアム価格
ETHは約30.4万円で推移しており、同社の保有イーサリアムの時価総額は約5.9億円となる。平均取得単価との差額から算出される未実現損失は約3.1億円(約34%の含み損)に相当する。
同社は2月17日にも100.8663 ETH(約3,100万円)を追加取得しており、わずか3日間で254 ETH超、約7,750万円分のイーサリアムを取得したことになる。積極的な購入姿勢を鮮明にしている。
同社は現在、第11回新株予約権による資金調達を計画的に進めており、調達した資金を順次イーサリアムの取得に充当している。取得した資産については、国内大手取引所との連携による安全な保管体制を基盤としつつ、海外のアドバイザーや最新の金融プロトコルを活用することで、運用の高度化をグローバルな視点で推進する方針だ。
TORICOはステーキングをはじめとする機動的な運用手法を組み合わせ、暗号資産を収益獲得のための事業用資産として活用する「稼ぐトレジャリー」としてのPER型金融モデルの確立を加速させている。同社が目指すのは、単なる価格上昇による含み益ではなく、ステーキング報酬などの運用収益を継続的に生み出す事業モデルの構築だ。
同社は16日、コインチェックの法人向けサービス「Coincheck Prime」でイーサリアムの取引・保管・運用を開始したことも発表。また18日には、イーサリアムトレジャリー事業からの運用収益を原資とする特別株主優待の実施を発表するなど、「日本No.1イーサリアム運用会社」を目指す同社の事業戦略が本格化している。
同社は本件について「当社の中長期での企業価値向上に資するもの」としつつ、現時点における当期業績への具体的な影響は未定としている。
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