XRP Ledgerは2月に複数の画期的な指標を記録した。これらの数値は、リップルの基盤となるブロックチェーンに対する関心の高まりと採用加速を示す証左である。
しかし、XRPの価格は2月最終週に入り1.4ドル未満にとどまった。複数の好材料による回復予測があったにもかかわらず、停滞が続いた格好だ。
XRPscanのデータによると、XRP Ledger上の成功した支払い数は過去1か月で継続して増加した。昨年12月末は100万件の低水準だったが、2月には270万件を突破。これは過去12か月で最高水準となる。
XRP Ledger上における「成功した支払い」とは、バリデータが確認し分散型台帳に記録した取引を指す。
したがって、この増加はXRP Ledgerの活発化を反映する。成功したトランザクション数の増加は、ユーザーが実際に決済、送金、DeFi、その他アプリケーションでネットワークを活用している証拠である。
さらに、XRPL DEXにおける自動マーケットメイカー(AMM)は、1万4000件超の入金が確認されるなど、ブレークアウトの兆しを示した。この進展はXRPLに分散型流動性をもたらし、トレードのスリッページを低減する。
特筆すべきは、こうしたAMM活性化はこれまでになかった点である。このブレークアウトは、2月初旬にPermissioned Domainsアップグレードが有効化された直後に起きた。その2週間後、ネットワーク上でPermissioned DEXも稼働開始となった。
投資家は、Permissioned DEXによって銀行や決済事業者、金融機関らがXRP Ledger上で管理された流動性環境のもと取引できる環境が整うと期待している。
こうした好材料にもかかわらず、XRPの価格は5か月連続の下落となり、2月最終週も続落で引けた。本稿執筆時点でXRPは1.33ドルで推移。年初の高値から45%下落している。
BeInCryptoの最新レポートによれば、クジラによる取引所への流入増加が売り圧力を継続的に生み出している。実現損失は2022年以来の最高水準に達した。
一方、過去のシグナルからは、こうした極端な下落センチメントの後には価格の底打ちと強い回復が起きてきたことも示唆されている。BeInCryptoの最新分析では、XRPが今後、1.47ドルのレジスタンス突破で上昇トレンド転換が確認される必要があると指摘されている。

