SBI VCトレードと一般社団法人ビーエヌは、3月1日から2日にかけて開催されるブロックチェーンガバナンスに関する国際会議「BGIN Block 14」において、参加登録料およびスポンサー費用の支払い手段として米ドル建てステーブルコインUSDCを試験的に導入する。電子決済手段等取引業者との共同による国際会議でのUSDC決済導入は国内初となる。
BGIN(Blockchain Governance Initiative Network)は、2019年のG20コミュニケに基づいて発足したグローバルな標準化団体である。開発者、規制当局、事業者、学術関係者など多様なステークホルダーが参加し、ブロックチェーンガバナンスのフレームワーク構築を推進している。
今回の試験的導入は、国際会議におけるステーブルコイン活用のユースケースを創出するとともに、実際の運用を通じて技術的・業務的・規制面の課題を検証することを目的としている。異なる地域や通貨圏からの参加者に対し、よりシームレスな支払い環境を提供する狙いがある。
Block 14では、ステーブルコインが主要な議論テーマの1つとなっており、3月2日には「実践的ステーブルコイン実装ガイド」セッションが開催される予定だ。このセッションでは、本試行を通じて明らかになった技術的課題、運用面の課題、規制・監督上の論点について詳しく議論し、提言レポートとして出版する計画である。
SBI VCトレードは今回の取り組みにおいて、USDCの円転や決済プロセスに関わる実務支援を担当する。同社は暗号資産交換業者、第一種金融商品取引業者、電子決済手段等取引業者として、国内におけるステーブルコイン活用の社会実装に向けた基盤整備を支援していく方針だ。
両者は本試験導入の成果を踏まえ、国際会議におけるステーブルコイン決済の標準化や、多様なイベントへのUSDC活用の展開を目指すとしている。実トランザクションを通じて得られた知見は、国際ガバナンス分野におけるステーブルコイン活用モデルの検討に役立てられる見込みだ。

