プライバシー特化型暗号資産ジーキャッシュ(ZEC)の開発を担う非営利組織、ジーキャッシュ・オープン・デベロップメント・ラボ(ZODL)は9日、2,500万ドル(約39億4,000万円)超のシード調達完了を発表した。パラダイム、a16zクリプト、ウィンクルボス・キャピタル、コインベース・ベンチャーズ、マエルストロムなど暗号資産(仮想通貨)業界の主要投資家が参画している。
ZODLはエレクトリック・コイン・カンパニー(ECC)のCEOだったジョシュ・スウィハート氏が設立した。今年初め、ECCのチーム全員が同社を離れてZODLへ移籍し、ジーキャッシュのプライマリーユーザーインターフェースとなる自己管理型ウォレット「Zodl」(旧Zashi)の開発を継続している。同ウォレットは2024年のローンチ以降、ジーキャッシュ
ZECのシールドプール残高を400%超成長させた実績を持つ。
Zodlはさらに、2025年10月以降だけで6億ドル(約945億6,000万円)超のZECスワップ取引を処理している。プライバシー保護特化型ウォレットとしては異例の規模だ。
今回の調達ラウンドには機関投資家としてパラダイム、a16zクリプト、ウィンクルボス・キャピタル、コインベース・ベンチャーズ、サイファーパンク・テクノロジーズ、マエルストロム、チャプター・ワンが参加。個人投資家としてはバラジ・スリニバサン氏、デイビッド・フリードバーグ氏、ハシーブ・クレシ氏、マート氏、ジェームズ・ニコラス氏ら暗号資産・テクノロジー分野の著名エンジェル投資家も名を連ねた。
ZODLは公式発表で「ジーキャッシュプロトコル開発はZODLの中核事業」と明言している。ECCで最重要システムを設計・構築・維持してきたエンジニアたちがZODLに移籍し、「エコシステムが長年依存してきたのと同じコミットメントと誠実さ」でプロトコル開発を継続するとした。
今回調達した資金はエンジニアをはじめとする人材採用に充て、ジーキャッシュ技術のさらなる発展に投じる方針だ。
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