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本記事の比較では、米国・英国・欧州経済領域(EEA)以外で無期限先物やアルトコインを手動で取引するトレーダーにとって、MEXCのほうが優れた取引所です。根拠は検証済みの2つの数字です。BTCUSDT無期限先物のテイカー手数料はMEXCが0.020%、Bybitが0.0550%。そしてMEXCの公式手数料ページに掲載されているUSDT-M無期限先物は1,040超で、第三者のトラッカーがBybitに計本記事の比較では、米国・英国・欧州経済領域(EEA)以外で無期限先物やアルトコインを手動で取引するトレーダーにとって、MEXCのほうが優れた取引所です。根拠は検証済みの2つの数字です。BTCUSDT無期限先物のテイカー手数料はMEXCが0.020%、Bybitが0.0550%。そしてMEXCの公式手数料ページに掲載されているUSDT-M無期限先物は1,040超で、第三者のトラッカーがBybitに計
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MEXC vs Bybit 2026年版:BTC無期限先物の手数料は0.020%か0.055%か?機能・手数料・安全性を徹底比較

中級
2026/10/22Sarah Chen
28 分
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本記事の比較では、米国・英国・欧州経済領域(EEA)以外で無期限先物やアルトコインを手動で取引するトレーダーにとって、MEXCのほうが優れた取引所です。根拠は検証済みの2つの数字です。BTCUSDT無期限先物のテイカー手数料はMEXCが0.020%、Bybitが0.0550%。そしてMEXCの公式手数料ページに掲載されているUSDT-M無期限先物は1,040超で、第三者のトラッカーがBybitに計上している約740を上回ります。

一方、オプションを取引する方、APIでボットを運用する方、暗号資産市場規制(MiCA)の認可を受けた事業体を必要とする方、あるいはコストよりも記録に残る危機対応の実績を重視する方には、Bybitのほうが適しています。

 

Key Takeaways

  • 本比較では、米国・英国・EEA以外で無期限先物やアルトコインを手動で取引するトレーダーにはMEXCのほうが適しています。BTCUSDTのテイカー手数料はBybitの0.0550%に対して0.020%、現物のメイカー手数料はBybitの0.1000%に対して0.0000%です。
  • BTC無期限先物の月間取引高が50万ドルの場合、年間の差額は2,100ドルです。同じ取引高を板に並べる現物の指値注文で行う場合、差額は6,000ドルになります。
  • ボット取引では順位が逆転します。MEXCのAPI先物手数料はメイカー0.060%・テイカー0.080%で、Bybitの0.0200%と0.0550%を上回り、MEXCのあらゆる割引に優先して適用されます。
  • MEXCの公式手数料ページには1,040超のUSDT-M先物と2,080の現物取引ペアが掲載されている一方、第三者のトラッカーがBybitに計上している無期限先物は約740です。
  • Bybitは、オプション、統合取引アカウント(UTA)、Bybit EUを通じたMiCA認可、そして2025年2月に72時間以内で準備金を回復させ、ユーザーに損失を出さなかった実績で優位に立っています。
  • MEXCはMiCA認可を受けておらず、欧州証券市場監督局(ESMA)の非準拠事業者リストに掲載されています。どちらの取引所も米国居住者にはサービスを提供しておらず、Bybitは日本とマレーシアから撤退しています。

 

Bybit vs MEXC:トレーダーが機能・手数料・安全性を比較する3つの理由

BybitとMEXCを比較する人の多くは、Bybitに不満があるわけではありません。

目的はたいてい次の3つのいずれかです。2025年2月以降にカウンターパーティリスクを分散すること、居住地域でBybitが合法的に提供できるサービスが変わったことへの対応、そしてデリバティブ中心で上場銘柄を厳選する取引所では扱っていない契約や価格を探すことです。

3つ目には数字で測れる答えがあり、本比較もそこから始めます。

Bybitの標準的な無期限先物の手数料体系はメイカー0.0200%・テイカー0.0550%で、レバレッジ後の想定元本に対して、エントリーと決済のたびに課金されます。

VIP 1になるには約25万ドルの資産、または30日間で1,000万ドルの先物取引高が必要なため、ほとんどのアカウントは取引を続ける限り標準レートのままです。

Bybitは上場銘柄を厳選する方針をとっており、主要ペアの流動性では強みになる一方、それ以外では制約になります。取引したい小型銘柄の契約が上場していないことがよくあるからです。

実際に取引する契約で往復(エントリーから決済まで)にいくらかかるのか、そもそもその取引所に上場しているのかを知りたい方には、次の2つのセクションが数字で答えます。

この2つの取引所に限らず検討したい場合は、暗号資産取引所の代替候補をまとめた完全ガイドから読み始めてください。

 

 

MEXCの見解

本比較を公開しているのは私たちMEXCであり、比較される2社のうちの1社でもあります。そこで、私たちの立場を率直に述べておきます。

無期限先物トレーダーにとって重要なのは、手数料ページに載っている料率ではなく、その料率に支払い回数を掛けた金額です。1回あたりはわずかに見えるテイカー手数料も、1年で数百回課金されます。

MEXCを選ぶ理由はそこに尽きます。BTCUSDTはメイカー0.000%・テイカー0.020%、ETHUSDTはテイカー0.010%、メイカー・テイカーともに手数料ゼロの契約が複数あり、さらにVIP条件なしで最初の取引から適用される20%のMX控除があります。

ただし、その適用範囲は取引所の宣伝が通常認めるよりも狭く、私たちはその線引きを自ら示しておきたいと考えています。

対象となるのはSpecial Rate(特別レート)または手数料ゼロが設定されたペアを手動で取引するトレーダーに限られ、私たちのAPI手数料体系では優位性が失われます。また、オプションを取引する場合はまったく当てはまりません。私たちはオプションを提供していないからです。

準備金の開示や規制対応の面でも、私たちは優位に立っていません。

Bybitの準備金証明(PoR)の公開体制と、記録に残る事件後の監査は私たちよりも充実しており、Bybit EUはMiCA認可を保有しています。一方、私たちは2025年9月のオランダ金融市場庁(AFM)の決定を受けて、ESMAの非準拠事業者リストに掲載されています。

私たちの考えでは、執行コストと資産保管の安心感は別々の「買い物」であり、多くのトレーダーがそれぞれを別の取引所で調達するのは理にかなっています。

以下に挙げる制限地域以外にお住まいで、無期限先物を手動で取引しているなら、次のセクションの試算こそ、使い分ける取引所の1つをMEXCにすべきだと私たちが考える理由です。

 

MEXCが優位な点と、その差はどれくらいか

課題:繰り返し課金される手数料

無期限先物のテイカー手数料は、差し入れた証拠金ではなくレバレッジ後の想定元本全額に対して課され、エントリー時と決済時の両方で支払います。

12,500ドルのポジションで月20回の往復取引を行うトレーダーは、毎月50万ドルの想定元本を取引することになり、年間では600万ドル、手数料の発生回数は480回に上ります。

仕組み:Special Rate契約と、VIPランク不要の割引

MEXCは主要な無期限先物の手数料を、標準の手数料体系より高くではなく、低く設定しています。

BTCUSDTにはメイカー0.000%・テイカー0.020%のSpecial Rateが適用され、ETHUSDTとGOLD(XAU)USDTはメイカー0.000%・テイカー0.010%、SOLUSDT、XRPUSDT、UNIUSDTなどの契約はメイカー・テイカーともに手数料ゼロと表示されています。

MX控除を有効にするとさらに20%割引され、0.020%は0.016%に、現物のテイカー手数料0.0500%は0.0400%になります。適用に取引高の条件はありません。

2026年9月2日時点の公式手数料ページの内容

MEXCの公式手数料ページでは、USDT-M無期限先物が1ページ10行で105ページ、現物取引ペアが209ページにわたって掲載されており、無期限先物は1,040超、現物は2,080ペア超となります。

Special Rateの対象外となる標準契約(USELESSUSDTなど)はメイカー0.010%・テイカー0.040%で、全契約の手数料はメイカー0.000%〜0.040%、テイカー0.000%〜0.100%の範囲です。

Bybitが公表している手数料は、VIP 0の場合、USDT・USDC・インバース無期限先物がメイカー0.0200%・テイカー0.0550%、現物がメイカー・テイカーともに0.1000%、オプションがメイカー0.0200%・テイカー0.0300%です。

同じ取引高で1年間にかかるコスト

シナリオ(月間50万ドル)Bybit(標準レベル)MEXC(標準レベル)年間の差額
BTC無期限先物、テイカー3,300ドル(0.0550%)1,200ドル(0.020%)2,100ドル
BTC無期限先物、テイカー、各取引所のトークン割引を適用2,970ドル(MNT払いで0.0495%)960ドル(MX控除で0.016%)2,010ドル
ETH無期限先物、テイカー3,300ドル(0.0550%)600ドル(0.010%)2,700ドル
SOLUSDTなど手数料ゼロの契約、テイカー3,300ドル(0.0550%)0ドル3,300ドル
MEXCの標準契約、テイカー3,300ドル(0.0550%)2,400ドル(0.040%)900ドル
現物、板に並べる指値注文(メイカー)6,000ドル(0.1000%)0ドル(0.0000%)6,000ドル
現物、成行注文(テイカー)、トークン割引を適用4,500ドル(MNT払いで0.0750%)2,400ドル(MX控除で0.0400%)2,100ドル
API経由の無期限先物、テイカー3,300ドル(0.0550%)4,800ドル(0.080%)1,500ドル(Bybitが有利)

各取引所が公表している標準レベルの手数料体系をもとに算出し、2026年9月2日に検証しています。BybitのMNT割引は現物25%・先物10%で、API取引は対象外です。MEXCのMX控除は20%で、API先物には適用されません。

BTCでの2,100ドルの差は、端数処理による誤差ではありません。1回あたりはわずかに見える手数料が、年に480回課金されているからです。

同じ取引を手数料ゼロの契約で行えば取引手数料はゼロになり、継続的にかかるコストは資金調達料だけになります。

この主張が成り立たないケース

該当する4つのケースを率直に挙げます。

APIで取引する場合、MEXCのテイカー手数料0.080%はBybitの0.0550%より約45%高く、優位性は完全に相殺されます。

オプションを取引する場合、Bybitはメイカー0.0200%・テイカー0.0300%のオプション市場を運営していますが、MEXCには同等の商品がありません。

制限地域にお住まいの場合は、手数料よりも先に、後述する利用可否のセクションで結論が決まります。

準備金の開示を最も重視する場合は、Bybitの公開実績と事件後の監査のほうが、2社のうちでより充実しています。

この4つのいずれにも当てはまらないなら、本比較で無期限先物のポジションを手動で運用するのに最も安い取引所はMEXCです。Bybitのアカウントを閉じずにMEXCのアカウントを開設できます。

 

MEXC vs Bybit 比較一覧

比較項目MEXCBybit
現物手数料(標準レベル)メイカー0.0000%、テイカー0.0500%メイカー0.1000%、テイカー0.1000%
USDT-M無期限先物の手数料(標準レベル)BTCUSDTはメイカー0.000%・テイカー0.020%、ETHUSDTはテイカー0.010%、標準契約はメイカー0.010%・テイカー0.040%、流動性の低い契約ではテイカー最大0.100%すべての無期限先物でメイカー0.0200%・テイカー0.0550%、プレマーケット無期限先物はメイカー0.040%・テイカー0.100%
オプション提供なしメイカー0.0200%、テイカー0.0300%
契約数・取引ペア数手数料ページ上で1,040超のUSDT-M先物と2,080の現物取引ペア第三者のトラッカーによると無期限先物は約740、現物は厳選銘柄のみ
利用できる割引MX控除で20%割引、条件なし、API先物は対象外MNT払いで現物25%・先物10%割引、条件なし、APIは対象外。VIP 1には約25万ドルの資産または1,000万ドルの取引高が必要
API先物の手数料メイカー0.060%、テイカー0.080%(すべての割引に優先)ウェブと同じメイカー0.0200%、テイカー0.0550%
準備金証明と保護Hackenを監査機関として明記した月次の準備金証明レポート、Proof of Trustページ、保管資産の流出記録なしマークルツリー方式の準備金証明と第三者によるウォレット検証、デリバティブ向けの保険基金、2025年2月に72時間以内で準備金を回復しユーザー損失の報告なし
規制と利用可否MiCA認可なし、ESMAの非準拠事業者リストに掲載、米国・英国・カナダは利用不可、日本の金融庁(FSA)の無登録業者リストに掲載米国・カナダは利用不可、英国は2025年12月以降現物とP2Pのみ、Bybit EUはMiCA認可を取得済みだが無期限先物なし、2026年に日本から撤退
特徴的な商品プレマーケット取引、Launchpad、Airdrop+、株式無期限先物、DEX+アグリゲーター統合取引アカウント、オプション、xStocksのトークン化株式、マスタートレーダーごとに設定できるコピートレード

データは2026年9月2日時点で、各取引所の公式手数料表、ヘルプセンター、利用規約と照合して検証しています。MEXCの数値は公式手数料ページから、Bybitの数値は公表されている手数料体系とヘルプセンターから取得しています。

 

機能:商品ラインナップ、契約数、上場スピード

このセクションの結論:デリバティブ商品のラインナップがより充実し、アカウント構成もシンプルなのはBybit。取扱銘柄が多く、上場までのスピードが速いのはMEXCです。

契約数と取引ペア数

MEXCの手数料ページには1,040超のUSDT-M無期限先物と2,080の現物取引ペアが掲載されており、どちらもトラッカーの推計ではなく、自社が公開している表に基づく一次データです。

第三者のトラッカーによると、Bybitの無期限先物は約740、OKXは約481です。小型銘柄の契約を取引する戦略なら、この差が重要になります。

現物では、Bybitの新興トークン向けアドベンチャーゾーンとxStocksのトークン化株式に別の手数料体系が適用され、VIP 0でメイカー0.2000%・テイカー0.2000%と、通常の現物手数料の2倍です。

MEXCは株式へのエクスポージャーを別の形で提供しており、手数料ページでメイカー・テイカーともに手数料ゼロと表示されているDELLUSDTなどの株式無期限先物を通じて取引できます。

商品ラインナップ

Bybitの統合取引アカウントは現物・マージン・無期限先物・オプションの担保を一元化でき、オプション市場はMEXCに対する最も明確な商品面の優位性です。MEXCにはオプション取引がありません。

コピートレードのドキュメントでは、マスタートレーダーごとのパラメーター設定や複数のマスタートレーダーの同時フォローが説明されており、多くの取引所が公開しているものより充実した仕組みです。

MEXCの商品構成は、新しいトークンにいち早くアクセスすることを軸にしています。上場前に取引できるプレマーケット取引、MX保有者向けのLaunchpadとKickstarterの割り当て、Airdrop+の報酬、そして中央集権型取引所に上場していないオンチェーントークンを扱うDEX+アグリゲーターです。

上場スピード

CoinGeckoの2026年無期限先物レポートによると、MEXCは2025年1月から2026年4月までに879の新規無期限先物を上場しました。月平均約55件と主要な中央集権型取引所の中で最多で、上位11取引所のうち6社は月20件未満でした。

Bybitも遅いわけではありません。2025年1月18日からTRUMPのプレマーケット無期限先物を提供しており、同社のプレマーケット商品では一部の新規銘柄に早い段階からアクセスできます。

TokenInsightの2025年3月の分析によると、MEXCはTRUMPの最初のオンチェーン流動性供給から2時間20分後に現物で上場しました。タイムスタンプの算出方法は、私たちの上場スピード比較で説明しています。

上場が速いということは、それだけ審査が少ないということです。ローンチから数日で上場したトークンの多くは初動の後に値を下げ続けるため、ロングテール銘柄で取引するなら、指値注文と小さなポジションサイズがその代償になります。

 

MEXC vs Bybitの手数料:現物・無期限先物・オプション、そしてAPI

このセクションの結論:標準レベルのどの料率でも、現物と無期限先物の手動取引はMEXCのほうが安く、オプションとAPI経由の取引はすべてBybitのほうが安くなります。

現物

MEXCの現物手数料はメイカー0.0000%・テイカー0.0500%で、MX控除を使うとテイカーは0.0400%になります。

BybitはVIP 0でメイカー・テイカーともに0.1000%、VIP 1ではメイカー0.0675%・テイカー0.0800%に下がります。手数料をMNTで支払うと25%割引になり、VIP 0は0.0750%になります。

つまり、板に並べる指値注文はMEXCなら無料、Bybitの標準レベルでは最も安くても0.0750%かかり、これが本比較で最も大きな単独の差です。

無期限先物

BybitはVIP 0のすべてのUSDT・USDC・インバース無期限先物でメイカー0.0200%・テイカー0.0550%を課しており、MNTで支払う場合は0.0180%と0.0495%です。

MEXCは契約ごとに手数料を設定しています。テイカー手数料はBTCUSDTが0.020%、ETHUSDTとGOLD(XAU)USDTが0.010%、一部の契約はゼロ、標準契約は0.040%、最も流動性の低い契約では最大0.100%で、いずれもMX控除で20%割引されます。

MEXCの料率レンジの上限はBybitの一律料率のほぼ2倍です。そのため、どのペアを取引するかで結果が変わります。戦略を組む前に、ご自身が取引する契約の手数料を確認してください。

どこも宣伝しないAPIの手数料

MEXCは2026年3月31日に独自の手数料体系でAPI先物取引を開始しました。2026年6月1日から適用されている手数料はメイカー0.060%・テイカー0.080%で、ウェブの手数料体系、プロモーション、手数料ゼロの表示、MX控除のすべてに優先して適用されます。

Bybitは両方の経路に共通する1つのデリバティブ手数料体系を公表しています。MNT割引はAPI取引には適用されないため、Bybitで稼働するボットの手数料は0.0200%と0.0550%です。

取引経路MEXCメイカーMEXCテイカーBybitメイカーBybitテイカー
ウェブ・アプリ、BTCUSDT無期限先物0.00%0.02%0.02%0.06%
ウェブ・アプリ、MEXCの標準契約0.01%0.04%0.02%0.06%
API0.06%0.08%0.02%0.06%

データは2026年9月2日時点で、MEXCの手数料ページとAPI先物手数料に関するお知らせ、Bybitが公表している手数料体系と照合して検証しています。

立場は完全に逆転します。MEXCは手動トレーダーにとって本比較で最も安い取引所であり、自動売買のトレーダーにとっては最も高い取引所です。

資金調達料と、BinanceとOKXを加えた手数料比較

両取引所とも、主要な無期限先物の資金調達料は8時間ごとに精算されます。資金調達料は取引所が受け取る手数料ではなく、ロングとショートの間で支払われるものなので、割引する取引所はありません。

資金調達率が0.01%の場合、7日間保有したポジションでは21回の支払いが発生し、想定元本の0.21%になります。1万ドルのポジションなら21ドルで、往復のテイカー手数料はBybitで11ドル、MEXCのBTC無期限先物では4ドルです。

実践的な目安として、スキャルピングなら手数料の選び方が、長期保有なら資金調達料がコストを左右します。

取引所現物手数料(標準レベル)ネイティブトークン割引USDT-M無期限先物の手数料(標準レベル)BTC・ETH無期限先物の詳細検証元
MEXCメイカー0.0000%、テイカー0.0500%MX控除で20%割引、取引高の条件なし標準契約はメイカー0.010%・テイカー0.040%、レンジはメイカー0.000%〜0.040%、テイカー0.000%〜0.100%BTCUSDTはSpecial Rateでメイカー0.000%・テイカー0.020%、ETHUSDTはメイカー0.000%・テイカー0.010%、API経由はメイカー0.060%・テイカー0.080%公式手数料ページ、2026年9月2日
Bybitメイカー0.1000%、テイカー0.1000%MNT払いで現物25%・先物10%割引、APIは対象外メイカー0.0200%、テイカー0.0550%BTC・ETHとも同一、オプションはメイカー0.0200%・テイカー0.0300%公式ヘルプセンター、2026年9月2日
Binanceメイカー0.100%、テイカー0.100%BNBで現物25%・先物10%割引すべてのUSDT-Mペアでメイカー0.0200%・テイカー0.0500%BTC・ETHとも同一、USDC-Mペアはメイカー0.0000%・テイカー0.0400%公式手数料表の日付入りキャプチャ、2026年8月31日
OKXメイカー0.08%、テイカー0.10%OKBの保有量に応じて手数料ランクが上がるメイカー0.02%、テイカー0.05%BTC・ETHとも同一、オプションはメイカー0.02%・テイカー0.03%公式手数料ページ、2026年8月31日

データは2026年9月2日時点で、各取引所の公式手数料表またはヘルプセンターと照合して検証しています。非VIPの標準レベルのみを対象としており、VIPレベル、トークン割引、期間限定キャンペーンによって実際の手数料が下がる場合があります。

現物・先物・出金のコストが取引所ごとにどう積み重なるかは、私たちの取引所手数料比較で詳しく解説しています。

 

安全性:準備金証明、保護基金、2025年2月の実績

このセクションの結論:本比較で最も強力な単一の信頼材料はBybitの危機対応の実績です。MEXCの資産保管の記録はクリーンですが、公開されている準備金関連の資料は手薄です。そして、どちらも金庫のように扱うべきではありません。

経緯を中立的に整理します。

2025年2月21日、Bybitは、Ethereumのコールドウォレットからウォームウォレットへの定期送金の最中に、攻撃者がそのコールドウォレットの制御権を奪ったと公表しました。報告された損失額はETHおよび関連トークンで約14億〜15億ドルにのぼり、当時としては記録上最大の取引所の盗難事件となりました。

CNBCの報道によると、Bybitは緊急融資と入金によって72時間以内に準備金を回復させ、2025年2月23日にHackenが実施した臨時の準備金証明監査では準備金比率が100%を超えていることが確認されました。

出金は停止されることなく続けられ、ユーザーの損失は報告されていません。また、ブロックチェーン分析企業のEllipticはこの攻撃をLazarus Groupによるものと特定しました。

この結果はBybitにとってプラス材料であり、そのように評価すべきです。

Bybitはマークルツリー方式の準備金証明を公開し、ウォレット所有権について第三者の検証を受けています。2024年6月からはHackenによる月次監査を受けており、デリバティブの強制決済をカバーする保険基金も運営しています。

MEXCはHackenを独立監査機関として明記した月次の準備金証明レポートをProof of Trustページとともに公開しており、大規模な保管資産の流出は報告されていません。ただし、保護基金に関する資料はBybitほど詳しくありません。取引所ごとの比較は、私たちの準備金証明の比較記事にまとめています。

MEXCについて、正直にお伝えしておくべき点があります。第三者のレビューでは、リスク管理上のチェックにより追加認証が完了するまで出金が遅れる場合があると繰り返し指摘されています。まとまった金額を移す前に、少額の出金を試してください。

どちらの取引所も二要素認証(2FA)、出金アドレスのホワイトリスト、アンチフィッシングコード、デバイス管理に対応しています。残高を保有する前に、これらすべてを有効にしてください。

このセクションから読み取るべきポイントは、準備金の開示がより充実した取引所が、安いほうの取引所ではないということです。これはどちらか一方の極端に走る理由ではなく、意識して天秤にかけるべきトレードオフです。

全体像を把握したい方は、入金する前にMEXCは安全かの解説と、私たちの取引所の不正流出事件の履歴データベースをご覧ください。

 

規制と利用可否:お住まいの地域でそもそも無期限先物を取引できるのか

このセクションの結論:この確認は上記のすべてに優先します。しかもBybit側の状況は、過去1年で2回変わっています。

地域MEXCの無期限先物Bybitの無期限先物判断の決め手
米国利用不可利用不可両取引所とも米国を対象外または禁止の法域としている
カナダ利用不可利用不可両取引所とも対象外
英国利用不可2025年12月以降、現物とP2Pのみ英国金融行為規制機構(FCA)が個人顧客向けの暗号資産デリバティブを制限、MEXCは英国を禁止地域に指定
EEA禁止地域には指定されていないがMiCA認可なしBybit EUで現物とマージンのみ、無期限先物なしMiCAは暗号資産サービスを対象とし、デリバティブは対象外
シンガポール・香港禁止地域に指定対象外現地のライセンス制度
日本ウェブからはアクセス可能、アプリは日本のストアから削除済み、MEXCは金融庁(FSA)の無登録業者リストに掲載撤退済み、2026年3月23日からクローズオンリー(決済のみ)、2026年7月22日から強制決済日本の登録要件
マレーシア禁止地域に指定利用不可、2024年12月にマレーシア証券委員会(SC)からウェブサイトとアプリの停止を命じられた両取引所ともSCに未登録、Bybitはこれに従った
カザフスタン禁止地域に指定利用可能MEXCの禁止地域リストに追加
その他の大半の市場利用可能利用可能通常のKYCが適用される

状況は2026年9月2日時点で、各取引所の公式利用規約、ヘルプセンター、規制当局の公表資料と照合して検証しています。MEXCの全リストは、私たちの制限国・地域ガイドに掲載しています。

英国またはEEAにお住まいの場合

「Bybitが英国に戻ってきた」という見出しは正確ですが、全体像を伝えてはいません。

CoinDeskの報道によると、2025年12月の再開は約100の現物ペアとP2P取引の場が対象で、Archaxが承認する金融プロモーションの枠組みのもとで提供されています。また、英国では個人顧客向けの暗号資産デリバティブが引き続き制限されているため、Bybitで無期限先物を取引していた英国のトレーダーにとって、その商品は戻ってきていません。

Bybit EU GmbHはオーストリア金融市場監督機構(FMA)から暗号資産サービスプロバイダー(CASP)の認可を取得しており、ESMAの登録簿にも掲載されています。ただし、MiCAが対象とするのは暗号資産サービスであってデリバティブではないため、bybit.euには現物とマージンはあっても無期限先物はありません。

MEXCはこの問題の解決策ではなく、そのように紹介されるべきでもありません。

MEXCはMiCA認可を取得しておらず、2025年9月のオランダAFMの決定を受けてESMAの非準拠事業者リストに掲載されています。そのため、EEAの読者は本記事を参考情報として扱い、入金する前に、どの取引所についてもESMAの登録簿でステータスを確認してください。

米国またはカナダにお住まいの場合

どちらの取引所もサービスを提供しておらず、このキーワードで上位に表示されるページの中には、回避策としてVPNの利用を勧めるものもあります。

そうしたアドバイスには従わないでください。どちらの取引所も、居住地を偽ることをアカウント閉鎖と未決済ポジションの強制決済の理由としており、利用が認められていない海外取引所では、問題が起きても救済を受ける手段がありません。

暗号資産のレバレッジ取引を規制に沿って行うなら、米商品先物取引委員会(CFTC)の規制を受ける取引所や、国内でライセンスを取得した取引所を利用することになります。この段落は情報提供のみを目的としており、特定の取引所でのアカウント開設を勧めるものではありません。

日本にお住まいの場合

Bybitは2025年12月、日本居住者向けのサービスを段階的に終了すると発表し、2026年3月23日からクローズオンリーモードに移行、2026年7月22日からは残りのポジションの強制決済を開始しました。

MEXCは禁止地域に日本を含めていません。モバイルアプリは日本のアプリストアから削除されていますが、ウェブサイトには引き続きアクセスできます。また、MEXCは金融庁の「無登録で暗号資産交換業を行う者」のリストに掲載されています。日本の読者の皆さまは、本記事のほかの情報とあわせてこの点を考慮してください。

 

Bybitのほうが適しているケース

乗り換えると失うものがある5つの領域です。Bybitを使っている理由がこのいずれかなら、そのまま使い続けるのが正しい選択です。

ほかの取引所もあわせて検討している場合は、Bybitの代替取引所の比較記事をご覧ください。

  • メイカー0.0200%・テイカー0.0300%の本格的なオプション市場。運営している中央集権型取引所はごくわずかで、MEXCも提供していません。
  • 現物・マージン・無期限先物・オプションの担保を一元化できる統合取引アカウント。方向性の取引ではなくヘッジを行うトレーダーにとって、実質的な資金効率の向上になります。
  • ウェブとAPIで共通の手数料体系。ボット取引ではBybitのほうが大幅に安くなります。
  • 欧州の規制下にある事業体と、2025年2月の記録に残る補填実績。本比較のどの取引所が示せるものよりも強力な信頼材料です。
  • コピートレードの充実度(マスタートレーダーごとのパラメーター設定、複数のマスタートレーダーの同時フォロー)と、無期限先物ではなく現物取引で株式へのエクスポージャーを得たい方に向けたxStocksのトークン化株式。

 

 

MEXCかBybitか:乗り換えるべき人、残るべき人、併用すべき人

状況選ぶべき取引所理由
制限地域以外で無期限先物を手動取引し、年に数百回テイカー手数料を支払っているMEXCBTCUSDTが0.0550%に対して0.020%、月間50万ドルの取引高で年2,100ドルの差
板に指値注文を並べてアルトコインの現物を取引しているMEXCメイカー手数料が0.1000%に対して0.0000%、さらに2,080超の現物取引ペア
厳選型の取引所に上場していない小型銘柄の契約を取引したいMEXC約740に対して1,040超のUSDT-M先物
APIでボットを運用しているBybitMEXCの0.060%と0.080%に対して0.0200%と0.0550%
オプションやマルチレッグ戦略を使うBybitMEXCにはオプション取引がない
コピートレードを主な戦略にしているBybit公開されている仕組みがより充実
EEA居住者現物ならBybit EU、またはESMAに登録された他の事業者どちらの取引所もEEA居住者に無期限先物を提供しておらず、MEXCは認可を受けていない
米国・カナダ・日本の居住者どちらも対象外現地で認可を受けた取引所を調べる

最初の3行のいずれかに当てはまるなら、MEXCのアカウントを開設してテスト用の少額を移し、取引規模を広げる前に、ご自身が取引する契約の手数料を確認してください。

MEXCとBybitの併用はよくある選択です。執行コストは自分の契約に最も有利な料率を提示する取引所で抑え、資産保管の安心感は、どの取引所にも使っていない残高を置いたままにしないことで確保します。

2つの取引所ではなく市場全体を見渡したい場合は、2026年版のおすすめ暗号資産取引所ランキングをご覧ください。

 

BybitからMEXCへ暗号資産を失わずに移す方法

ステップ1:証拠金を移す前にポジションを決済する

未決済の無期限先物ポジションは移管できません。先にポジションを決済して損益を確定させ、その残高を資金調達アカウントまたは現物アカウントに移してください。

同じ手順は、私たちのBybitからの送金ガイドでステップごとに解説しています。

ステップ2:送金元と送金先でネットワークを一致させる

まずMEXCの入金ページを開いてアドレスとネットワークをコピーし、Bybitの出金画面で同じネットワークを選択します。実行する前に、最低出金額も確認してください。

XRPやATOMのようにMemoやTagが必要な資産では、正しく入力することが必須です。入力漏れは、送金した資産が行方不明になる原因として2番目に多いものです。

ステップ3:少額でテスト送金する

数ドル相当の少額を送金して着金を確認してから、残高を移してください。

新しくアカウントを作成した方は、入金する前にMEXCのKYC要件と出金手順を確認しておくと、後で戸惑うことがありません。

 

Frequently Asked Questions

MEXCとBybit、先物取引の手数料が安いのはどっち?

手動取引ならMEXCです。BTCUSDTのテイカー手数料は0.020%、ETHUSDTは0.010%で、Bybitの0.0550%を下回ります。BTCの月間取引高が50万ドルなら、年間の差は約2,100ドルです。

API取引では逆転します。MEXCはAPI経由のテイカー手数料が0.080%だからです。

BybitとMEXC、安全性が高いのはどっち?

Bybitは準備金の開示がより充実しており、2025年2月のハッキング後、72時間以内に準備金を回復させ、ユーザーに損失を出さなかった実績が記録に残っています。

MEXCには保管資産の流出記録がなく、Hackenの監査を受けた準備金証明を公開していますが、EEA、英国、米国ではライセンスを取得していません。

BybitはMEXCより流動性が高い?

BTCとETHの無期限先物については、そのとおりです。Bybitは主要契約の板が厚く、大口の注文にも耐えやすくなっています。

MEXCの強みはロングテール銘柄ですが、新規上場した契約では成行注文でスリッページが発生する場合があるため、そうした銘柄では指値注文を使ってください。

取扱銘柄が多いのはMEXCとBybitのどっち?

MEXCの公式手数料ページには2,080超の現物取引ペアと1,040超のUSDT-M先物が掲載されており、第三者のトラッカーがBybitに計上している無期限先物は約740です。

Bybitは銘柄を厳選しているぶん、扱っている銘柄では板が厚くなっています。

MEXCでオプション取引はできる?

いいえ、MEXCはオプション市場を提供していません。

BybitはUSDC決済のオプションをメイカー0.0200%・テイカー0.0300%で提供しており、これが本比較における同社の最も明確な商品面の優位性です。

レバレッジが高いのはどっち?リスクへの影響は?

どちらも最大レバレッジをうたっていますが、通常は最も流動性の高いペアの最小ポジションサイズにしか適用されず、それを超えるとリスクリミットの段階に応じて引き下げられます。

その上限では1%を大きく下回る値動きでも強制決済が発生する可能性があるため、うたわれている最大レバレッジは取引計画ではなく、宣伝上の数字と考えてください。

BybitからMEXCにUSDTを送金するには?

未決済のポジションを決済し、まずMEXCから入金アドレスとネットワークをコピーして、残高を送る前に少額でテスト送金してください。

MEXC側の手順は、私たちの出金ガイドとKYCガイドで解説しています。

 

 

リスクと開示事項

無期限先物はレバレッジ商品であり、初期証拠金を超える損失が発生する可能性があります。

資金調達料は、ポジションの損益にかかわらず8時間ごとに発生します。

新規上場や時価総額の小さい契約は流動性が薄く、こうした薄商いのペアでは、スプレッドのコストが本記事のすべての取引手数料の合計を上回ることもあります。

本記事で紹介したすべての商品の利用可否は法域によって異なり、予告なく変更される場合があります。

MEXCの禁止地域は利用規約に記載されています。また、手数料は地域やプロモーション期間によって異なるため、適用されるのはご自身のアカウントに表示されている料率です。

MEXCはMiCA認可を取得しておらず、ESMAの認可済み暗号資産サービスプロバイダー登録簿にも掲載されていません。また、2025年9月のオランダAFMの決定を受けて、ESMAの非準拠事業者リストに掲載されています。

MEXCは、日本の金融庁の「無登録で暗号資産交換業を行う者」のリストにも掲載されています。

本記事のいかなる内容も、投資、法律、税務に関する助言ではありません。

 

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本記事は Sarah Chen が情報提供のみを目的として作成したものであり、金融・投資の助言を意図するものではありません。暗号資産市場には大きなリスクが伴います。投資判断を行う際は、ご自身で十分な調査を行うか、資格を有する専門家にご相談ください。本文の見解は、必ずしもMEXCまたはその関連会社の意見を反映するものではありません。

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