暗号資産市場構造法案「CLARITY法」が木曜日に上院銀行委員会を通過した。この採決により、暗号資産市場構造法案は上院本会議での審議へと進み、アルトコイン保有者のリスクプロファイルが更新される見通し。
本法案のグランドファザー条項、分散化基準、DeFi保護規定の適用を直接受けられるトークンは3つ存在する。一方で、XRP、ソラナ、ハイパーリキッドは、法案が重視する仕組みに合致する。
XRPはリップルネットワークのネイティブ資産であり、グランドファザー条項に最も近い。同条項は承認済みまたは申請中のETF商品を持つトークンに対し、コモディティ認定への早道を提供し、成熟済みブロックチェーン判定の全過程を回避できる。
従来、XRPのセカンダリーマーケットでの販売はSECの監視対象となっていた。しかし本法案により、新たな「コモディティ」定義を満たすトークンはそのリスクから解放される。
このため、XRP価格は直近24時間で約7%上昇し、執筆時点で1.51ドルとなっている。
ソラナ(SOL)は、法案の分散化基準により「成熟済みブロックチェーン」と判定される。DeFiセーフハーバー規定の恩恵で、非カストディ型の開発者やバリデータ、流動性プロバイダーは仲介業者登録の義務を免れる。
このチェーンはイーサリアムに次ぐ最大規模のDeFiエコシステムを抱える。パーペチュアル、ステーキング商品、トークン化された現実資産を巡る取引が集中している。
SOL ETFへの機関投資家ローテーションやステーキング利回りにも、これまでにない規制基盤が生まれる。
ただしXRPとは異なり、ソラナの価格上昇は1.68%にとどまり、執筆時点では92.70ドルで推移している。
ハイパーリキッド(HYPE)は、自社レイヤー1上で完全オンチェーン型パーペチュアル取引所を運営。これは法案のDeFiセーフハーバー規定に直接合致する構造である。
これらの規定により、非カストディ型プロトコルは証券ブローカーやディーラー登録の義務から免除される一方、不正防止措置は維持される。
HYPEは執筆時点で43.86ドルで取引され、直近24時間で最大12%の上昇を記録した。
一方、BitGoによるカストディ対応強化により、機関投資家のアクセスも拡大している。
HYPEはSECとの過去の係争もなく、暗号資産分野でも最も取引量が多い領域でプロダクトマーケットフィットを誇る。米国資金がDeFi回線に戻ることで、成長余地が広がる構図。
ただし、この法案は下院版との調整と上院での60票獲得が依然として必要である。
また、上院ではすでに100件超の修正案が加えられている。ステーブルコイン利回りやDeFiの扱いを巡る文言次第で、各トークンの上昇余地も変わる可能性がある。