XRPは先週、新規資金流入を集めたわずか5つのデジタル資産の1つとして浮上し、2030万ドルの流入を記録した。一方で世界の暗号資産投資商品は、3週連続で167億ドルの資金流出となった。
データによると、アルトコインへの投資は3週間前の11資産から5資産に縮小し、ビットコイン(BTC)単独でも144億ドルの流出となり、2026年最大の週間流出額となった。
XRPの2030万ドルの流入は、機関投資家の売り圧力に抗した限られた資産群のトップとなった。HYPEは ハイパーリキッドのトップ10入りを受けて1080万ドルの流入を記録し、NEARプロトコル(NEAR)も760万ドルの流入となった。
100万ドル超の流入を記録したデジタル資産は、前週の9資産から5資産に減少した。
この狭い投資対象から、機関投資家がアルトコイン全体ではなく、特定銘柄を選別していることが示唆される。
XRPの流入傾向は、 XRP ETFの5月の月間流入データの流れを受け継ぐ結果となった。
ビットコインの144億ドルの資金流出は、前週および1月のピークを上回り、 ビットコインETFの資金流出が続いている。年初来でのビットコイン流入は120億ドルまで縮小し、2週間前の390億ドルから大幅減となった。
CoinSharesのストラテジスト、ジェームス・バターフィル氏は、今回の売り圧力は1月から2月にかけて5週連続でマイナスとなった局面を想起させると 報告書内で述べた。
同社は、イラン情勢を中心とした地政学リスクが、CLARITY法案進展による下支えを上回る影響を及ぼしたと分析している。
イーサリアム(ETH)関連商品も2億5700万ドルの資金流出となり、 イーサリアムETFの流出圧力が一段と強まった。
米国の流出額は世界全体の163億ドルを占めた。ドイツは、過去の局面では安定を保っていたが、今回2570万ドルの流出でリスク回避姿勢を鮮明にした。スウェーデンは660万ドル、香港も450万ドルの流出となった。
運用資産残高は1480億ドルから1410億ドルに減少した。
ビットコインは本稿執筆時点で7万2545ドル付近で推移。24時間比で1.73%下落。過去1週間では6.35%下落となった(BeInCrypto調べ)。
アルトコインの投資対象が3週間で最も狭まり、来週の資金動向によってはXRPやハイパーリキッドもリスク回避の流れに巻き込まれる可能性がある。

