ニューヨーク証券取引所で最も長く現役を務めるフロアトレーダー、ピーター・タックマン氏によれば、規律を守る個人投資家はS&P500を上回る可能性があるという。
40年のベテランであり、日々10億ドル規模の株式を取引する同氏は、コロナ禍での個人投資家急増により、新たな「スマートマネー」の層が生まれたと話す。
新たなインタビューでタックマン氏は、コロナ禍の取引ブームによって誰が有利かが変わったと述べた。手数料無料のアプリがスマートフォンと100ドルを持つ誰にでも市場参加を可能にした。
同氏の推計では、初期のミーム株ブームでは80~90%が資金を失った。生き残った投資家は成長し、「新たなスマートマネーとして台頭している世代がいる」と語った。
同氏の指導を受けた一部のトレーダーは「20代ですでに年間2000万ドルを稼ぎ、その周囲に素晴らしいコミュニティを築いている」という。
こうした発言は、米規制当局が2万5000ドルのパターンデイトレーダー最低残高規則を撤廃した直後に出た。規則改正で、わずか2000ドルの口座でも無制限にデイトレードが可能となる。
個人投資家の資金フローはすでに、主要な値動きで< a href="https://jp.beincrypto.com/retail-investors-sell-us-stocks-sp500-rally/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">指数の方向性を左右している。
タックマン氏の手法は、一度に大きく狙うのではなく、小さな利益を積み重ねることを重視している。同氏はウォールストリート・グローバル・トレーディング・アカデミーでストップ注文や素早い部分利確を指導している。
ただし逆もまた然りであると同氏は指摘する。18歳から毎月250ドルをS&P500に積み立てるだけで、60歳までに140万ドルに達するという試算もある。
それ以上の利益を目指すトレーダーには警告を投げかける。「FOMO(乗り遅れ不安)、ブーム、希望だけに頼るのは持続可能な取引戦略とは言えない」


