先月、CardanoのADAは0.14ドルを下回り、2020年末以来の最低水準に崩落した。同時に、時価総額は一時約50億ドルまで急落し、同資産は暗号資産トップ20から一時的に脱落した。
しかし、強気派はどうにか急落を食い止め、見事な反発を見せた。以下にその経緯と、再浮上の背景にある考えられる触媒について解説する。
執筆時点では、トークン価格はほぼ0.17ドルで、過去7日間で17%の上昇を示している。ADAを押し上げた最も明白な理由は、中東からの緊張緩和のニュースに続いた市場全体の反発だろう。
ビットコイン(BTC)は62,000ドルまで急騰し、イーサリアム(ETH)も1,700ドルを突破した。最高指導者アリ・ハメネイ師の葬儀後、7月第3週にイランと米国が次の直接会談を行う予定であるとの報道が出ている中での動きだ。
もう一つの触媒は、7月6日に開始予定のCardanoアップグレードを取り巻く期待感だろう。具体的には、プロジェクト上で「次世代ステーブルコインインフラに向けた最初の公的なステップ」と説明されているRealFiフェーズ1テストネットである。
この今後の取り組みについて語ったのはCardanoの創設者Charles Hoskinson氏であり、彼はこれをプロジェクトの歴史において「最大のアップグレード」と表現した。
多くのアナリストがADAの復活に注目し、さらに上昇するための余力が残っていると指摘している。XユーザーのSssebi氏はトークンが「勢いに乗っている」と主張し、0.20ドルへの短期的な急騰を予想した一方、Nehal氏は価格が0.16ドル以上に維持されるならば0.23ドルまで跳ね上がると予測した。
暗号資産市場は依然として非常に不安定であり、再び厳しい市場の反落に見舞われる脆弱性を抱えているため、ADAの回復を新しい強気相場の確実な始まりと見なすべきではない。
同資産の相対力指数(RSI)は弱気の見方を強めている。0から100の範囲を取るこのテクニカル分析ツールは70を超えて上昇しており、ADAが過剰買い領域にあり、調整局面を迎える可能性を示唆している。逆に、30を下回る比率は買い機会と見なされる。
ADA RSI、出典:RSI Hunter
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