12月4日、リップル最高技術責任者(CTO)のデイビッド・シュワルツがエコシステムをサポートするXRPLハブを公開しました。彼の投稿では、1週間以上問題なく稼働していることから、コミュニティに接続を呼びかけています。
Source: David Schwartz on X
以前の記事で紹介したように、このハブはバージョン2.6.2で稼働し、現在リアルタイムの運用情報を提供しています。これらの情報には、トラフィックのスループット、ピア接続、稼働時間統計、遅延レベルなどが含まれています。
シュワルツによる幅広いコミュニティへのアクセス開放の呼びかけは、いくつかのコメントを引き出しました。その中には、Dunionとして知られるユーザーからの、このハブを開始した理由を尋ねるものもありました。
これに対し、リップルCTOは3つの理由を挙げました。まず、彼は数年間XRPLインフラを運用していなかったため、「新しいものを始めるのはクールだと思った」と明かしました。さらに、シュワルツは検証者間で遅延が増加する事例があったことを明らかにしました。このネットワーク遅延とネットワーク直径を減らし、信頼性を向上させるために、彼はメガハブの開始を決定しました。
Source: David Schwartz on X
さらに、シュワルツはXRPLのパフォーマンスに影響を与えた以前のローカライズされた問題についても強調しました。彼によれば、考えられる原因を見つけるために自身の理論をテストするためにハブを開始したとのことです。
この説明は、シュワルツが2025年末に発効するCTOの役職からの降格を発表した後に行われました。
Source: David Schwartz on X
以前の投稿で詳述したように、彼は会社から完全に退出するわけではなく、「名誉CTO」としてリップルのオフィスに「出入り」し続けるとのことです。また、リップル共同創業者のクリス・ラーセンの要請により、会社の長期的なビジョンをサポートするために取締役会に加わることも明らかにしました。
興味深いことに、彼は8月に独立した運営者として突然復帰し、XRPLをサポートするために構築したカスタムサーバーを公開しました。その時、彼は実験ではなく実際の接続を提供することが目的だと述べました。彼によれば、ここから得られるデータは、異なるワークロード間でトラフィックがどのように動作するかをネットワークが理解する上で重要になる可能性があるとのことです。
この背景の中、以前の記事で示したように、Anodos Walletはパスキー認証されたXRPLウォレットの立ち上げにより、新規ユーザーのXRPLオンボーディングを簡素化しました。さらに、以前のニュース概要で言及したように、XRPLスマートコントラクトがAlphaNetで稼働を開始し、開発者が探索とテストを行えるようになりました。


