ピーター・ティール氏が支援するEnhanced Gamesを手掛けるEnhanced Group(ENHA)の株価は、火曜日に最大半値まで下落した。6時間のラスベガス初開催で非公式の世界記録は1件にとどまった。
同スタートアップは今月、12億ドルの評価で上場したが、過去3週間で数億ドル規模の時価総額を失った。
Enhanced Gamesは5月24日、リゾーツ・ワールド・ラスベガスで1夜限りの競技会を開催し、賞金総額は2500万ドルだった。
参加した選手はおよそ42人。同社のデータによれば、大会前にテストステロンを使用した者は91%、ヒト成長ホルモンは79%、アデロールやモダフィニルなどの興奮剤は62%に上った。
非公式の世界記録となったのは1件のみ。ギリシャの競泳選手クリスティアン・ゴロメエフ氏が男子50メートル自由形で20秒81を記録し、キャメロン・マクエボイ氏の20秒88を上回って100万ドルのボーナスを獲得した。
ウサイン・ボルト氏の9秒58の100メートル記録を「打ち破る」と予言していたスプリンターのフレッド・カーリー氏は9秒97で優勝したが、この記録ではパリ五輪の決勝進出はかなわない。
オリンピック金メダリストのハンター・アームストロング氏を含むクリーン選手が3種目で優勝を果たした。
金曜日の終値5.36ドルから、火曜日は2.67ドル付近で取引を開始し、およそ50%の下落により時価総額で8億ドル近くが消失した。
時価総額は5月7日の9億8100万ドルから、現在は約6億5500万ドルに減少した。
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今回の事例は、他のベンチャー企業主導のイベントとも重なる。1週間前にはFigure AI社が10時間にわたり「人間対機械」のコンテストを開催し、人間のインターンがF.03ヒューマノイドロボットを1万2924対1万2732で上回ったと報じられている。
単発のライブ配信による「証明」が外れた場合、株式ストーリーは四半期ではなく数時間で崩れる傾向がある。
テック投資家のピーター・ティール氏のように、伸び悩む案件からの撤退が早い支援者も多い中、ENHAが2回目のイベントを開催できるかどうかは、株式市場の忍耐次第となる。


